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グリフィン乗りのレイラ  作者: とと
誕生 編

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52/55

穏やかな学院生活

読んでいただきありがとうございます。

「ルシア、次の教室は南棟よ」


「まってローラ」


入学式以降、アロの溺愛ぶりが学院中に広がり、さらにはお父様とリファン公爵の連名で、半年後の夜会で、重大発表を行うとお触れが出たものだから…………。


私には、虫が付くどころか、ソフィアとローラ、レイモンドと生徒会の役員の皆様以外は、ほとんど近づいて来なく無くなった…………。


ローラいわく、「リファン公爵家と、次期公爵であり、国内最大の魔力持ちであるアロイス兄さまを、敵に回したいやつなどいないわよ」とのことらしい。


急いでローラとソフィアに追いつく。


少し後ろにレイモンドもつづく。


「ねえアロイス兄さまは、二カ月後の授業から学院に来るのよね?」


「ええそう聞いているわ」


「そうしたら、それまでの間は伸び伸びできるわね~」


ローラがにやりと笑う。


「さっそく今日の放課後、カフェとか行ってみない?」


ローラの誘いに、レイモンドが同意する。


「そうだよ、ルシアは、学生生活楽しみに来たんだろ?それくらい学友と出かけてもいいよな~」


「ねえねえ。長期休暇に一緒に家の別荘に来るのはどう?王都のはずれにあるんだけど、見晴らしのいい素敵な場所よ、みんなでゲームしたり、川で遊んだり木登りしたりできるわよ」


「ローラ。お前いくつだよ~。ルシアはそんなおてんばしないよな~」


レイモンドが私の肩に手を置こうとすると、その手はソフィアに叩き落される。


「もう。気軽にルシアに触らないで」


「なんだよ~ピリピリして、友達として肩に手を置くくらいいいだろ~」


ローラが私をレイモンドから引きはがし、抱きついて来る。


「残念でした~。男子はダメなの!ねーソフィア♪」


「そうよ、特にレイモンドはダメ」


ソフィアも反対側から私に抱き着く。


「もう二人とも歩けないよ~」


「おい!なんだよお前達、俺はルシアの貴重な、異性のお友達一号なんだぞ」


私はレイモンドを見てにっこり笑う。


「レイモンド、残念。私木登りできるし♪お友達一号は他にいるのよ」


「誰だよ~。アロイス様か?」


「うんん。マグナス」


ローラが手を上げる。


「はいはい!もしかして!あのデビュタントの時に襲われた、ゾール王国のマグナス王太子殿下?」


「うん。親友なの」


「ははは。レイモンドの負けね」


ソフィアがお腹を抱えて笑う。


わいわいと賑やかに渡り廊下を過ぎて、移動教室にたどり着いた


「ねーカフェも良いけど、明日はお休みよね♪家にお泊り会に来ない?」


「お泊り会?」


「いいわね。三人で夜遅くまで、いろんな話しましょ」


「んー。お泊り会に行きたいけど………アロとルイお兄様に相談しないと…………。そうだ!私の離宮にお泊りに来るのはどう?」


「えー。行っていいの?」


「うん。私が王宮以外で過ごすより、来てくれた方が、アロもルイお兄様もOKしてくれると思いう」


「俺も行きたい」


「……………………レイモンドは死にたいの?」


「そうね!アロイス兄さまはもちろん、王子殿下達にも殺されるわね」


「なんだよ、俺ばっかり仲間はずれにして~」


「ふふ」


シリン村とも王宮とも違う。


穏やかで賑やかな時間が流れる。




(*''ω''*)

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