↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラッキーな俺の韓国軍物語  作者: rumari


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
51/56

船長

先任は悪い人じゃないけど、直情的なところがありました。

俺の上司はというと、物凄く年老いて見える老人だった。

実年齢は50代だったようだけど、白髪と禿頭が合間って物凄く年老いて見えた。

顔だってお世辞にも50代には見えなかった。

そんな彼だったけど、俺は彼のことをよく知らなかった。

基本的に上司は仕事人だったからである。

上司は基本的に仕事へやから出ることはなかった。

本当に仕事以外の付き合いはなくて、1日に上司の顔をみることは多ければ3回くらい。

それも昼ご飯のことを除いたら、2回くらいだった。


「あのくそ爺......。」


そして、何故かはわからないけど、俺の先任はそんな彼を嫌っていた。

先任は基本的におおらかな人だったけど、上司に関してはそうではなかった。

いつも、あいつくそだわ!とか言っていたのである。

常勤にタッチもないから、結構のびのびとしている感じだったけど、何でそこまで毛嫌いするのか俺は分からなかった。

たまに先任が小言を言われることはあったけど、それも先任が未だに業務を全く熟知してなかったからだった。


「おい!」


ある日のこと、上司の部屋から帰ってきた先任は俺にある紙を見せてきた。

俺はまた愚痴に付き合わされるのかなと思ったけど、それは違った。

まあ、部屋に入っている時間が物凄く短かったから、怒られているとかはないようだった。


「これ見ろ!」


そう言った先任は俺に紙を渡してきた。

紙は何かの資料だった。


「これがどうしたんですか?」


「そうじゃない、裏だよ。」


そう言われて俺は紙を裏返した。

そこには老母、船、退職金、介護という単語が癖のある字でかかれていた。

ふむ、どうやら上司も苦労しているらしい。


「これどういう意味だと思う?」


「さあ、老母の介護で退職金で船を買うって話じゃないですか?」


「そうだと思うよな?」


「確実ではないですけどね。」


謎にウキウキした先任の前に俺は私見をのべた。

それを聞いた先任はさらに上機嫌になった。

どんだけ嫌いなんだよと俺は思った。


「あいつ苦労しているみたいだ。笑えるわ!」


「そうですね、あはは......」


ちょっとその感性ついていけないわ。

そう思ったけど、俺は後任の義務として、愛想笑いでその場をごまかした。

蛇足をいうと、俺はそれから心のなかで上司のことを船長と呼ぶことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。