模擬戦
ライムとリィンの模擬戦が始まろうとしていた
「簡単なルールを決めときましょう、主人様の魔力付与は無しで自分の力だけでお願いします。10分間で決着がつかなかった場合は貴方の勝ちでいいです」
「………………分かり申した」リィンは能力で剣を出しライムに向かって構えた
「……では主人様、開始の合図をお願いします」ライムは俺に挨拶してリィンの前に立つ
「じゃあ、始め」俺の覇気のない声て試合は始まった
まずはリィンが間合いを詰めてライムの胴体を斬ろうとしたが「ギィィン」と低い音がしたライムの手が鋼鉄化してリィンの剣を受け止めた
「…………私に勝ちたいなら本気できなさい」ライムはそう言い放つとリィンのお腹を蹴り上げた
「がぁっ」リィンは後ろに吹き飛んで体勢を少し崩したが目はライムの方に向いていた
「すみません、まさか戦闘もここまでできるとは思わず油断しておりました」リィンは刀を作り出し居合いの構えをして、もう一度間合いを詰めライムを斬ろうと刀を抜く今度はライムの手を切り裂いた
「やりますね、では、これはどう躱しますか?」ライムは手をすぐ直して背中から触手が8本出しリィンを襲い始めた最初は何とか弾いたり避けていたが段々とダメージが蓄積していく
「もう、限界ですか?」余裕の表情でリィンに話しかけてくる
「………はぁはぁ、まだまだやれますよ」ボロボロの身体だがまだ諦めていない
「そろそろ時間なのでトドメを刺しましょう」触手がドラゴンの形になり口から炎を吐き出した
「ぐっ、これが拙者の切り札です、魔剣創造!!」白く美しい剣を手に持ち、剣の周りに小さな氷の粒が纏っている
「はぁっ」リィンが炎に向かって氷の魔剣をぶつけると炎が氷始めさらにライムの周りを高い氷の壁が出来て身動きが出来なくなっていた
「………これは、マズイですね」動きが封じられ少し焦っているライムだったが、目の前にいるリィンが攻撃してこないし氷が砕け始めて動けるようになった
「………どうやら魔力切れで倒れたようですね」
「………スゴイ戦闘だったよ」単純な言葉しか出てこなかった俺
「10分過ぎていますから貴方の勝ちです、これからよろしくお願いしますね」
ボロボロだが勝者はリィン




