第38話 番外編 ハロウィンだぞ〜♡
カタカタカタカタ、
ポチ、
「んっしゃ〜終わった〜」
まったく、今日は日曜日っていうのに、なんで急に仕事が入ってくるだよ。
そんなことを思いながら、俺は仕事部屋を出た。
「雫〜仕事終わったぞ〜」
しかし、返事はない。
寝てる?いや、それはないかってうん?
足元ら辺に何か見えると思い、屈んでみるとそこには紙が落ちていた。そして、なにか書いてる。
『時は満ちた。今宵、爾なんじに課せられた使命はただ一つ。この家のどこにいる、君が溺愛している彼女とやらを見つけ出せ。』
何じゃこれ?まぁ考えるまでもなく雫だな。とりあえず、探すかぁ
まずは台所。いない。
次はトイレ、いない。
ならば風呂場、いない。
ま、まさかさっきまで仕事部屋…もいない。
どこだ?残すは寝室。
そう思い、俺は寝室に向かい、ドア開ける。
あ、あれは…
ベットの上に見るからに不自然な膨らみをした毛布があった。
隠れる気ないじゃん…
「あれれ〜俺の雫は一体どこなんだろうな〜」
わざとらしく、分からないふりをしながらその膨らみの方へ歩む。
「どこだどこだ〜……ここだ!」
バサッと、毛布を勢いよくめくる。
「えっ…」
ガシッ、むにゅ、
一瞬の出来事で何が何だか分からない。でもめくった瞬間、なんかすごい光景を見たような…そして、この柔らかい感触は…
恐る恐る顔を上げると、
「はーい、和樹くんを捕まえちゃいました〜」
やはり、雫の胸にぎゅーっとされている。
「し、雫…その格好は…」
黒いマントに短いスカート、それに長い帽子。うん、とてもエロい。
「何って…コ・ス・プ・レ!だって今日はハロウィンだぞ〜♡」
「あ、そういえば」
「そう!和樹くん、こういうの好きかなって」
「べ、別に好きじゃないし…」
「えぇ〜本当に?なら、どうして、目を逸らすの?」
「んー…好きです」
「えへへ〜可愛い!」
いつもこうやってペースを狂わせてくるんだよなぁ、雫は。
「と、とりあえず、ベットからは降りー」
これ以上は色々とまずいので、出ようとすると、
「あーだめ!」
バサッ、
「ちょっ…」
俺の上になり、両手を雫に封じられ、毛布で二人を覆われた。完全に主導権をにぎられた。
暗い毛布の中で、寝室の光が微かに入り込み、俺の上に覆いかぶさり、甘い声で、
「この服、結構寒かったんだよ?だから、もう少し和樹くんにくっついて、温めさせて♡」
好きです。
こんばんは、こんにちは〜青空零です!
11月から毎週、土・日の0時に『誰もそばにいない?お姉さんがいるじゃない、甘えたっていいんだよ?♡』と!『死神に殺された僕と、死神に救われた俺。』を更新します!
どちらも更新が止まっていて、やっと皆さんにお届け出来ます!是非とも、お姉さんと死神もよろしくお願い致します!




