第33話
特になにもない土曜日の昼過ぎ。俺はソファーに寝転がりながらスマホで今日ずっと待っていた漫画の無料公開日だったのでそれを読んでいた。
すると、
「和樹く〜ん、お姉さんと遊ぼう〜」
キッチンの用事を済ませてきた、雫だ。『お姉さんと遊ぼう』と言っているがそれは嘘だ。俺には分かる。今週は俺の仕事が忙しくベタベタ出来ていなかったから今日の雫は甘えたさんである。つまり翻訳すると、『かずくん〜、今日は私だけに構って〜』である。
「今漫画読んでるから、後でね」
俺だって雫とベタベタしたいが、読んでる漫画を途中で中断するのはあんまり好きではない。
「えぇ…良いじゃん漫画は後でも」
「…」
「ねぇ」
「……」
「ねぇってば」
そう言いながら俺の上に乗っかり、俺の体を揺らし注意を引こうとしている。
「待っててば、後ちょっとで終わるから」
「むー」
〜3分後〜
「よし、終わったよ」
「むぅ、遅い…」
そう言いながらも、なお俺の上に乗っかりながら俺の事待ってくれていた。
「お姉さん怒ったもんね」
ぷいっと顔逸らす。
「えぇ、じゃあせっかくのぎゅーもいらないの?」
「それは…いる(小声)」
「聞こえないよ?」
「だから…ぎゅー欲しいの!」
「はいはい」
俺は体をゆっくり起こし、雫の首の腕を回す。
「もー、かずくんが私をからかうのはダメなの」
そうは言っているが、呼び方や口調が完全に甘えん坊の雫だ。
「じゃあ、意地悪やめる?」
「んぅ、たまにしてほしいかな…//」
「素直でよろしい。はい、ぎゅー」
雫を抱き寄せる。
「うん、ぎゅー。はあ〜ん、やっぱりこれが一番落ち着く…」
すると、雫は俺から少し離れ、
「和樹くん、目瞑って」
「うん?分かった」
きっとキスをするのだろうと心の準備をしていると、
耳元で雫が甘い囁き声で、
「大好きだよ」
ビクッ、
「あはは、ビクッってした!可愛い〜」
「や、やられた…」
長い間お待たせしてすみませんでした!色々忙しくって書く時間を確保出来なくって…
これからも少しずつ更新していきますので、この小説を拡散してくれると非常に嬉しいです!




