第23話 お姉さんの日常後編(お姉さん目線)
本文を読まれる前にこちらも読んでいただけると幸いです。
私、実は日本住んでいない、というか帰れない状況なんですけど、日本ではコロナの感染者が日々増えているニュースを拝見させていただいてます。
今、これを読んでいる、あなたもどうか、気をつけてくださいね。
長文失礼します。引き続きお姉さんをお楽しみください。
和樹くんをお仕事に送り出して私がする事は……そう、イラストレーターの仕事だ。
「彼が会社で頑張っているのに私が頑張らないでどうする?」
愛しの彼と同じ仕事部屋に入り、自分の机の前に座る。タブレットとPCを起動して、デジタルペンを手に持つ。私が担当している『学校ではオタクキモいって言ってくるクーデレ幼馴染が家でもキモいって言うけど、その分、デレた時は宇宙一可愛いです』の新刊表紙描く。
基本お昼は食べていない。和樹くんも食べていないし、お弁当もいらないって言うから私も食べないようにしている。元々、お昼はそんなに食べなかったので全然気にしていない。むしろ、和樹くんと一緒に美味しく晩御飯を食べられるから嬉しい。
イラストが描き終えたら、全部屋の掃除やら、洗濯やらをする。休みの日は彼も手伝ってくれるから全然苦じゃない。それらが一通り終えたら、少し早いが夕ご飯の下拵えをする。
そうこうしているうちに、時刻は午後5時前。そろそろ、和樹くんが帰ってきてもいい頃合い。キッチにいながら、チラチラ玄関の方を見てしまう。この時間が一番長く感じてしまう……
ピンポンー
「!!」
帰ってきた!和樹くんだ!早く抱きしめたい!「おかえり」って言ってあげたい!「お仕事、お疲れ様」って言ってあげたい!なでなでしてあげたい!すぐさま、玄関を開ける。
ガチャ、
「おかえり、和樹くーー」
………………
…………
………
……
「あ、デリバリーピザです〜」
誰?このおっさんは? (見て目は完全にお兄さんです)
「何ですか?」
「え、だから、ピザの配達をー」
「頼んでません。」
「いや、でも確かに1029室のー」
「それはもう一個上です。」
「あ、そうでしたかー大変失礼しまーー」
ガチャ。
もー!和樹くんだっと思ったのに〜!そんなの普通間違える!?名前書いてあるでしょう!?『大塚』って玄関に!全くもうーーってあれ?
「私、今は大塚って!?」(違います)
え?え?え?え。え??え。え?。え?
「えへへ、大塚か〜まるで和樹くんと結婚したみたい//」
妄想しているとどんどん顔が熱くなっていくのが分かる。
「大塚雫。良い名前だわ。和樹くんがその気なら、お、お姉さんは別にすぐにでも席を入れてもか、構わないんだけどーー」
ピンポン〜
「キャッ」
またまたインターホンが鳴って、少し驚いてしまった。もう、今度は何よ。また間違い?
ガチャ、
「はーい」
「ただいま、雫」
「か、和樹くん!?」
「え、う、うん。そうだけど」
「わーい!和樹くん!♡」
ぎゅーーーーーーーーーーーーー
「ちょっ、ちょっと雫!?
「和樹くん、和樹く〜ん」
「なんでいきなり抱きつくの?」
「良いじゃん良いじゃん」
「ダ〜メです。俺が風呂に入ってからね」
「ちぇー」
彼から離れ、腕を胸の前に組み、少しむくれてみる。すると、彼の反応は予想通り、
「あー、ごめんごめん。風呂終わったら、いっぱい抱きしめてあげるから」
「本当に?」
「本当、本当」
「えへ、なら良いよ」
やっぱり、彼のこういう反応、可愛くってたまらない。
「まったく、たまに年上なの分からないなぁ、雫は」
「むー。お姉さんが甘えたら嫌ですか?」
「そんな事ないよ。もちろん、大好きだよ」
「ふふ、お姉さんも和樹くんの事大大大大大大大大大大大大大好きだよ」
「うん、長いね」
「じゃ、風呂入ってくるね」
「あ、待って和樹くん」
「うん?」
お風呂場に行こうとする彼を呼び止める。
「今週もお疲れ様。よく頑張ったね。よしよし」
彼の頭をそっと撫でてあげる。
こんにちは、こんばんは、青空零です〜
今回も「誰もそばにいない?お姉さんがいるじゃない、甘えたっていいんだよ?」ご愛読ありがとうございます。
今回もお姉さん目線でお送りしました!皆さんはどっちが良いですか??




