第17話 お姉さんと一緒に寝る?♡
土曜日に引っ越しを始め、日曜日の午後7時半には作業は終わっていた。雫があらかじめに荷物とかをまとめてて、助かった。
とはいっても、結構遅くなったので、晩御飯は軽い冷凍食材で良いっと俺が雫に頼んだ。彼女も少しは疲れていたのだろう、あっさりと了承した。
ご飯を食べ、皿を洗ったところまでは良かった。が…。 今日はどうやって寝るのだ!?雫と一緒に住める喜びで全然頭にその心配が無かった。ど、どうしよう、、俺のベットはキングサイズで問題なく二人寝れる。だが、問題は俺だ。
「よし。じゃあ、私、お風呂に入ってくるね?」
「え、う、うん」
「和樹くんもお姉さんと入る?♡」
「は、入らないよ」
「あはは、冗談だよ、お先に失礼するね」
と言いながら、彼女は風呂場に行ってしまった。ちょっ、ちょっとは入りたかったような、、まあ、そんな事よりだ。
生まれて、今まで家族とすら一緒に寝た事のない俺はどうすれば良いのだ? 雫とベットに入ったら俺、死んじゃうと思う(幸せすぎて)。
でも、雫とそういう事をしたいかと聞かれたら、それはノーだ。もちろん、彼女の事は大好きだ。でも、だからこそ、大事にしたい。
「は〜、気持ちよかった〜。和樹くん、入っておいで」
「あ、うん」
「和樹くん、なんかあった?」
「え。い、いや、なんでも無いよ」
「そう?」
雫が風呂から上がってきて、俺は少し逃げるように風呂に向かった。
暖かい水でシャワーを浴びている時でさえ、俺はずっと考えていた。何をすれば世界なのか。俺はどうすれば良いのか。風呂に浸かっている時でさえも。慣れてる人はこんな事で悩んだりしないんだろうな…
どっかのドラマとかで、恋人が一緒に寝て、男性の方が女性を汚したくないからっと言って何もせず、ただ添い寝したら、翌朝、彼女に「このビビり野郎が。せっかく、心の準備をしてきたのに」と言われ、フラれたらしい。俺もそうなるのか?…
「ただいま」
「あ、風呂終わったの、和樹くん?」
「うん」
「じゃ、隣においで」
ソファーに座る雫の隣に腰掛ける。すると、雫は俺の腕にしがみつき、顔をスリスリし始める。
「う〜ん、暖かくって良い匂いの和樹くんだ〜」
そんな雫を見て、俺は思った。やっぱり、雫とはまだこうして、イチャイチャしてるだけが良い。それだけで今は幸せだ、だが、彼女はどうなんだろう…
しばらくして、雫が、
「よし、そろそろ寝よっか?」
き、来た…
「そ、そうだね」
「じゃ、寝室行こう」
「あ、あの、雫?」
寝室に向かおうとした雫を呼び止める。
「なに、和樹くん?」
「その、俺、寝相悪いから、俺はここのソファーで寝るよ。雫はベットで寝て」
逃げてしまった。 一緒に寝て、なにもしない俺に軽蔑する雫が純粋の怖かった。きっと、彼女は覚悟を決めて、一緒に住みたいって言ったはずなのに、俺は…俺は…
「それ、本当に言ってる?」
「う、うん」
すると、雫は俺の手にそっと手を添え、言った。
「手。震えてるよ?」
「そ、それは、、」
「怖い?」
「ちょ、ちょっとだけね…」
男である自分が情けない。雫の方がもっと怖いはずなのに…
「お姉さんはね。ただ、和樹くんと寝たいなぁって思ってるのよ」
「え、」
「実はお姉さん、今まで誰とも寝た事ないの。家族すらもね。最初から一人の部屋があったからね。だから、誰の肌の触れて、温もりに包まれて寝た事はないの」
「和樹くんのこのあったかい手に触れて寝たいの。だから、怖がらないで、和樹くん」
「雫…」
俺はバカだ。俺の知ってる雪森雫は俺が情けないからとか、ビビりだからって、絶対に見捨てないって事は分かっていたはずなのに…
「ご、ごめんね、雫。俺、また余計な事ばかり考えてた…」
「ううん。良いのよ、和樹くん。さあ、添い寝しよう?」
「うん、そうだね」
そう言って、俺たちは寝室へと向かった。これで良いのだ俺たちは。
こんにちは、こんばんは、青空零です〜
今回も「誰もそばにいない?お姉さんがいるじゃない、甘えたっていいんだよ?」ご愛読ありがとうございます。
次回は添い寝回!!
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