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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら


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9話 魔石の取引


 「おうエリック!」

 「よぉクリス、ありがとなこんな良い席用意してくれて」


 舞踏会が終わり、俺はゼネナル家の屋敷の客室に来ていた。


 「さっそくで悪いんだけどクリス、セントレアとの魔石取引について教えてくれないか?」

 「構わんぞ義弟よ」


 そうか、これからはクリスのことを義兄さんと呼ばないといけないのか、なんか複雑だな。


 「……ありがとう義兄さん」

 「言わせてあれだが、なんだかむず痒いなこのやりとりは」


 クリスはそう言って頭をポリポリ掻いた。


 「そうだな、前みたいにクリスでいいかな?」

 「それがいいな、エリックよ魔石についてだが、我がゼネナル領では毎年セントレアから180トンから200トンほど買い付けているぞ」

 「200トンか……」


 俺の持つすぐ動かせる採掘場で、用意できる魔石は1日50キロだから年間で18トンほどか、これではセントレアには全然敵わない。

 でもまだうちの領内には40以上の採掘場がある訳だし、まだまだ伸ばせる。

 そうすればセントレアにもいずれは勝てると思う。


 「だがなエリック、どうやらセントレアの魔石は質が年々落ちているらしい」

 「え?」

 「おそらく採掘できる量が減ってきているんだろうよ、だから魔石を一度溶かして他の鉱石を加えたりして、かさ増しとかしているから質が悪いんだと思う」

 「なんだよそれ、そんなのわかっててもゼネナル家は買ってるのかよ?」

 「ああそうだ、そもそもこの国で魔石が取れるのはセントレアとお前んところのベルーナだけだ、ベルーナがダメになった今セントレアに頼るしかないんだ、それか国外に頼るかだな」

 「国外か……」


 アルト王国は関税が高い。

 なので国外からの輸入は現実的ではないのだ、だからってセントレアそれはやりすぎだろ。


 「それよりもさ、エリック見せてくれよお前んとこの魔石をさ」

 「おう!ちょっと待ってな」

 『ドサッ』


 俺はバックから魔石を取り出し机に出した。


 「おお、結構大きいな」

 「ああ大きいし、セントレアと違ってちゃんと純魔石だぞ」

 「なっはは、疑ったりはしてねぇよ、それよりも質がかなり良いな、これでいくらなんだ?」

 「うちは10キロで200万にしてるから、これくらいなら40万くらいかな」

 「ちょっ、安いな!」

 「え、安いのか?」

 「ああ安いよ、セントレアなんて10キロで500万は取っていくぞ」

 

 10キロで500万だと!?

 魔石の相場があんましわからなくて、結構多めに言ったのにそれの倍値以上か。

 これは魔石商売は思ったより金になるのかもな。

 それならーー


 「なぁクリス、魔石なんだが来月までに50トン用意するって言ったらどうするよ?」

 「なっ、50とんだと!?そりゃあ用意できるなら買いたいところだが、値段はどうなる?」

 「10キロ200万のままでいいよ」

 「うぉー!それは買う、買わせてくれ!」


 よし!さっそく顧客1号ゲットだぜ!

 あとはどうやって採掘量を増やすかだな。





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