表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
小国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
65/101

65話 赤い国門


ーー2日後、道中にて


 リップティッチ王国、建国から約150年ほどの小国。

 元はレヴァンス王国の一所領に過ぎなかったが、150年前のレヴァンスの内乱の際に独立し、その際に隣国であった我がアルト王国やバージョ王国からの援助があり、5大国協定を締結する事に成功する。

 その協定の効力により、レヴァンスはリップティッチに侵攻できなくなり、以後150年平和な王国として今も尚健在だ。


 「エリック様、そろそろ見えてきましたよ」


 馬車を運転するセバスチャンは、俺にそう言ってきた。

 もう着いたのか意外と早かったな。


 「パパ見て、赤い門があるよ」


 馬車から頭を出してルーナがそう言った。


 「ルーナ危ないから辞めなさい」

 『ガシッ』


 そう言って俺はルーナを馬車の中に引き戻した。

 

 「危なく無いのに!」


 ルーナはそう話すと、ぷくっと頬を膨らませた。


 「ルーナ、パパを困らせないでね」


 エリーはそう言って優しくルーナを叱った。


 「ごめんねママ」


 ルーナは素直にエリーに謝った。

 な、何故俺には謝らないのにエリーには謝るんだ……謎である。


 「エリック様、そろそろご準備を」

 「わかったよセバスチャン」


 セバスチャンのその言葉に俺はそう返事を返し、馬車はリップティッチの赤い国門をくぐるのだった。


ーーリップティッチの最初の街にて


 赤門をくぐるとそこは、リップティッチの第二の都市ママールという街だった。


 『ガラガラ』


 馬車は前もって予約しておいた宿屋の前に泊まった。

 

 「さぁて、荷物を宿屋に運ぼうか」


 俺はそう言って馬車に積めてある、自分のトランクとエリーのトランク、そしえルーナのバックを担いだ。


 「パパ凄い、力持ちだね!」


 ルーナがそう言って嬉しそうに俺を見た。

 こういう時くらいしか、父の威厳を示せないからな頑張ろう。

 普段は他所へ行ってるから書斎にいるかで、俺はロクに家族に構っていなかった。

 この旅ではそんな負の記憶を帳消しにするくらい、子供たちと一緒にいたいものだな。


 「る、ルース様、無茶ですよそんな」


 隣の馬車からユリンの声が気がこえてきた。

 おいおいルースのやつ、一体何をやっているんだ。

 俺はそう思いつつ、ユリンの声がする方へと歩いていった。


 「おいおいルース、あまりユリンを困らすんじゃないぞ……ってなんだよそれ!」


 ユリンの声がする方向へと視線を向けると、そこには馬車ごと持ち上げるルースがいた。

 う、嘘だろ。


 「待っててねユリン」

 『ガコンッ』


 ルースはそう言って馬車を1メートルほど持ち上げると、その下にあったユリンの鞄に目を向けた。

 いやいや2歳の子がなんて力しているんだ、そんな芸当は魔力量が多くないと説明がつかない……も、もしかしてルースのやつ、魔力量がとんでもないのか。


 『パシッ』

 「ありがとうございます、ルース様」


 ユリンは馬車の下に入り鞄とった。


 「よいしょ」

 『ドサッ』


 ユリンが鞄を取るのを確認すると、ルースは持ち上げていた馬車を勢いよく下ろした。


 「ふぅ、2歳児も楽じゃないな」


 ルースはそう呟いて額の汗を拭った。

 ……なんだ今の話し方、まるで中身は2歳児じゃないような。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ