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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
敵国編

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50/101

50話 セントレアの秘剣


ーーセントレア右翼にて


 「はぁはぁ」

 「どうした小娘よ、もう限界か?」


 余裕そうにしているロックウェルとは対照的に、ミーナはよろめきながらも戦斧を杖代わりにして、何とか立っている状態だった。


 「まだまだ、これからよ」


 そんな状態でありながらも、ミーナは戦意を失う事はなくロックウェルを睨みつけそう言った。


 「うむ、良い精神力だ、その気概に応え俺も本気で相手をしてやろう」

 『ゴウッ』


 ロックウェルは、そう言うと剣を覆っていた魔力に火属性を付与した。


 「あっつ、なんて火力……」


 ミーナは、そう言って熱気から顔を守るため右腕を軽く上げた。

 ロックウェルの魔力はエリックやアーチボルトほど多くはないが、3000という総量は他のもの達からすれば十分化け物であり、規格外の火力を持つ。


 「さぁて小娘よ、これを受けて立っていられるかな!」

 『ゴォォォ』


 ロックウェルがそう言うと、剣に纏う炎の火力がさらに上昇する。


 「くっ、化け物め……だがしかし、こちらにも意地がある、いくぞ戦斧よ!」

 『ガキィン』


 ミーナはそう言うと戦斧を構えた。


 「ほほう、まだそんな余力があったか、ならば受け止めてみろ、【魔力最大】セントレア秘伝魔剣技、炎侯剣!」

 『ゴウッ』


 豪炎を纏っていた剣は、ロックウェルの詠唱によりその姿を真紅の長剣に変えた。


 「な、なんだその剣は!」

 「これぞ、我がセントレアに伝わる剣技の成せる技、その名を魔剣生成、そして!その見てくれだけではない威力を存分に味わうが良い」

 「味わうだと?ぬかせ、死ぬのは貴様だセントレア!!」


 ミーナはそう叫ぶと、戦斧を構えロックウェルへと突撃していく。


 「さてさて、飛んで火に入る夏の虫とはまさにこの事か、焼き尽くせ"炎候剣"」

 『ブオッ』

 「なっ!」


 ロックウェルは、ミーナの戦斧をめがけて炎候剣を振り抜いた。


 『ガキィン』


 戦斧と炎候剣は激しくぶつかり火花を散らした。


 「……つ、強い」

 「よく受け止めたな!だがこの炎候剣、今のの一撃で終わりではないぞ」

 「え?」

 「爆ぜろ、炎候剣!!」

 『ズドォン』


 ロックウェルがそう叫ぶと、炎候剣から爆炎が放出されミーナを戦斧ごと吹き飛ばした。


 『パッ』

 「しまったっ!」


 爆発の衝撃によりミーナは、戦斧を手放してしまう。


 「うぐっ……」

 『カチャ』


 2、3メートルほど吹き飛んだミーナにロックウェルは、剣の切先を喉元に突きつけた。


 「これで詰みだな、小娘よ」




 


 

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