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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
敵国編

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48/101

48話 vsアーチボルト


ーー10分後、ガードナー隊にて


 『ドゴォン』


 先頭を走るシンディから少し離れたところで戦っているガードナー隊であるが、シンディとアーチボルトの戦闘音はここまでしっかりと届いていた。


 「ガードナーさん、さっきから雷の轟音がシンディさんのいる方から結構聞こえます、俺だけでも先行して様子を見ていきたいのですが……」

 

 エリックは、雷の音からシンディの相手はアーチボルトではないかと思っており、ガードナーにそう提案する。


 「そうですね、私も一緒に行きたいところですが、騎馬隊を置いては行けません、エリックくんお願いできますか?」

 

 ガードナーはエリックの提案に乗り、そうお願いをした。


 「もちろんです!」


 ガードナーのお願いにエリックはそう言って、全力で引き受ける。


 「じゃあ任せたよエリックくん、シンディをよろしくね」

 「はい、任せてください!」


 そう言うとエリックは、馬の速度を上げてシンディの元へ急ぐのであった。


ーーシンディ騎馬隊、先頭にて


 「うぐっ」


 少し黒焦げたシンディは、アーチボルトの前に跪いていた。


 「よく耐えていた方です、私の雷撃をこれほど受けても倒れなかったのは、第一王女アルタ様以来ですよ」


 アーチボルトはそう話すと、眼鏡をクイッと持ち上げた。


 「はぁはぁ、まさかこれほどとは……な」

 『ドサッ』


 そうしてシンディは、そのままアーチボルトの目の前で倒れてしまった。


 「……マルクス騎馬隊長、今、貴方の仇を果たしますからね」

 『バチチ』


 アーチボルトは短くそう呟くと、左腕の小手に雷撃を溜め始める。


 『ザザッ』

 「一体これはどういう事だ……」


 その時、ガードナー隊から急いで走ってきたエリックが到着した。


 「……君は?」


 アーチボルトは、現れたエリックにそう問うたが、足元のシンディに気がついたエリックの耳にアーチボルトの言葉は届いていない。

 

 『スタッ』

 「シンディさん!」


 馬から降りてシンディの名を呼び駆け寄るエリック。


 「……」

 「クソ、生きてるよな、頼む生きててくれ」


 肩を揺すりそう声をかけるが、シンディに微かに呼吸はあるが意識はなかった。


 『バチチチ』

 「ずいぶんと若いが、その女を助けているということは敵かい」


 アーチボルトは、小手に雷撃を集めてエリックへの攻撃の準備をする。


 「その雷、あんたがアーチボルトだな」

 「私の事を知っているのか、ああそうだ私が雷追のアーチボルト、レヴァンスの第一将を務めさせてもらってる」


 そう話すとアーチボルトは、眼鏡をクイっと持ち上げる。


 『ヒュオオオ』

 「そうか、それならあんたが俺の相手って事だな」


 そう話すと、エリックの氷属性の魔力から漏れ出る冷気が周囲を包み始める。


 「氷……そうか君も属性持ちなんだな」

 『バチチチ』


 アーチボルトは、短くそう言うと小手に込める電力をさらに上昇させる。


 「ここからは、俺が相手をする」

 「いいだろう、子供とは扱わぬゆえ覚悟だけ頼むよ」



 




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