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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
敵国編

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47話 雷追の一撃

ーーシンディ騎馬隊にて


 「ゴフッ」

 

 シンディ隊長の剣が、レヴァンスの騎馬隊長の胸に突き刺さる。


 「終わりだ」


 短くそして冷たい言葉をシンディは放った。


 「ふふ、そのようだな、だがこれですぐに本陣へ行けるわけではないからな」

 「ああ、わかってるよ」

 『ズシャッ』


 シンディはそう言って剣を引き抜いた。

 その時であった。


 『ドゴォン』


 天からシンディのすぐ近くに稲妻が落ちる。


 「な、なんだ一体」


 シンディは、落雷のあった所を凝視する。


 『バチバチィ』


 そこにはロックウェル領主にも勝るとも劣らないほど大柄な男が雷を纏い立っていた。


 「……マルクス騎馬隊長、お疲れ様ですあとはこの、アーチボルトにお任せください」


 雷追のアーチボルトはそう言うと、眼鏡をクイっと持ち上げ、シンディの方へと向き直る。


 「お前が、アーチボルトか」

 「いかにも、私がレヴァンスの"雷追"アーチボルトでございます」


 アーチボルトは、短くそう挨拶をするとシンディを睨みつける。


 「マルクス騎馬隊長には、子供がいたんです、それもまだ3歳ほどです、それを貴方は」

 「戦争だぞ、命のやり取りなんて当たり前、その責を相手の将に押し付けるのは、お前の傲慢だ」

 『チャキッ』


 シンディはそう話すと剣を構える。


 「傲慢、たしかにそうかもしれないですね、ならその傲慢さを貴方にぶつけましょう」

 『バチチチ』


 そう話すとアーチボルトの全身を青い雷が包む。

 

 「来るなら来い!このシンディ・セントレアが相手をしてやる!!」

 『ゴウッ』


 シンディはそう言うと炎属性の魔力を全身に纏わせる。


 「ほぉ、貴方も属性持ちなのですね」

 「当然だ、セントレアの血筋には炎が宿るからな」

 「ならいきなり全力でも大丈夫ですね」

 「むしろ全力で来ないと死ぬのはお前だぞ、アーチボルトよ」


 アーチボルトの言葉にシンディはそう煽る。


 「行きますよ」

 「来い!私がお前を越え、この戦争に勝利をもたらす」

 『シュッ』


 アーチボルトは、シンディのその言葉を聞くと雷を纏ったままシンディへと突撃した。


 『バチィン』

 「くっ、なんて重さだ」


 向かってきたアーチボルトの鉄製の小手を装備した左拳を、シンディは炎を纏った剣で受け止める。


 「私の一撃を止めるとは、なかなかやりますね」

 「当然だ、でなければセントレアの騎馬隊長は務まらんからな」


 そう言ってシンディは、ニヤリと笑うのだった。

 

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