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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
敵国編

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32/101

32話 強襲

 「いやいや、いきなり謝られても……」

 「そ、そうだよなすまん……」


 バナーはそう言うと再び頭を下げた。

 う、うーん、謝る事を咎めている訳ではないのだがな……。

 

 「えと、そうじゃなくて、何に対して謝ったのかが分からなくてさ……」

 「そうか、そうだよな!いや、一年前の舞踏会での非礼を詫びたくて、あとその後の嫌がらせの事とかさ」


 バナーは申し訳なさそうにそう話す。

 舞踏会での非礼をまだしも、その後の嫌がら

さは結構面倒だったんだよな。

 よしここはバナーのやつを少し懲らしめてやろう。


 「あー、あれね、舞踏会のやつはさ売られた喧嘩を買った俺も悪かったけどさ、その後のやり返しは違うよね~」


 俺は腕組みをしてそう答える。


 「うっ、そ、そうだよな……」


 俺の返答を受けバナー目に見えて狼狽しいく。

 よし効いてるみたいだ。

 このままこいつにはしばらく反省してもらう。


 「馬車の進路妨害や暗殺者を使った襲撃とか、やってる事が結構やばいもんなぁ、それをそんな謝罪一つで許すわけにはいかんでしょ」

 「ど、どうすれば許してくれるんだ?」


 キタコレ!待ってましたよそのセリフ!

 これを口実にベルーナに有利な商談を取り付けてやる。


 「えー、それはもちろん魔石のーー」

 『ズドォン』


 その時、バナーの背後に空から何かが降ってきた。


 「な、なんだ!」


 そう言ってすぐさま振り返るバナー。


 『ガシッ』

 「うぐっ」


 しかし、背後に現れた何かから伸びた右手により、バナーの口が塞がれてしまう。


 「バナー!!」

 「しーっ、あまり大きな声をあげないでください」


 そう言ってバナーの背から現れたのは、銀髪ショートの華奢な女の子だった。


 「誰だお前?」

 「私の名前はレヴァンス王国、第四王女ティオ・レヴァンス、あなた方アルトの犬どもを殺しに来た者です」


 そう話すと彼女はニコッと笑い、腰につけた剣の柄に触れた。

 おいおいこんなん聞いてないって。



 

 

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