表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら
ベルーナ領主編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/101

26話 エリック、父となる


ーー2ヶ月後


 「さぁ、これが約束のソーセージ2万個だ」


 この日俺はゼネナル領へソーセージを2万個納品しに来ていた。


 「ああ、確かに受け取ったよ」


 馬車2台分のソーセージか。

 2週間後にはこの2倍の4万個を納品予定である。


 「じゃあ俺はこれで失礼するよ」


 納品を見届けた俺はすぐさま帰路へ着く。


 「おいおいもう行くのか?」


 帰ろうとすると取引先兼義兄のクリスにそう呼び止められた。

 ま、まぁそうなるよね。


 「あ、ああ、ちょっと早く帰りたい用事があってさ」

 「も、もしかして、産まれるのか?」

 「う、うん」


 妊娠発覚から9ヶ月あまり、エリーの出産日が近いのだ。


 「そうなのか!ならさっさと帰れよバカ野郎」


 おいおいお前がそれ言うのかよ……困った義兄だよ、まったく。

 そうして俺はベルーナ領への帰路に着いた。


ーー3日後、ベルーナ領屋敷にて。


 『ガチャ』

 「ただいま」

 「え、エリック様」


 屋敷につくと玄関にそわそわして落ち着きのない、じいやがいた。


 「落ち着けじいや、まだ産まれてないんだろ」

 「は、はい、まだ産まれておりません」

 『ブルブル』

 「ちょっ、じいや震えてるぞ!」

 『ガクガク』

 「え、エリック様こそ!」


 俺たち2人はそう言って震えあう。


 「若領主様、何やってんだ?」


 そんな俺たち2人を見て、屋敷の奥から歩いてきたラナトスさんが、不思議そうな顔を浮かべてそう話す。


 「い、いやいや、何もしてないけど?」

 「そ、そうかい……まぁこれから父親になるんだもんね、そりゃあ緊張するよね」

 「う、うん緊張する」


 俺がそう話すとラナトスさんはニヤッと笑った。


 「産まれるともっと緊張するよ」

 「え?」


 ラナトスさんにそう言われて思わず声が出てしまう。


 『オギャー!』

 

 突然聞こえた赤ちゃんの鳴き声に、俺とじいや、そしてラナトスさんはお互いの顔を見合わせる。


 『う、産まれた!』


 そうして3人はほぼ同時に声がでて、俺は父となるのだった。



 

 

 

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ