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没落貴族に異世界転生?でも総量1万越えの魔力と商才活かしてはじめる国づくり!  作者: 神崎あら


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19話 ラナトスさんの実力

ーーラナトスと別れてから3日後



 「や、やっと着いたぞ」


 俺は約1週間ぶりに自宅であるベルーナの屋敷へと帰還した。


 『ガチャ』

 「ただいまー」

 「あ!エリック、おかえりなさい!」


 玄関を開けるとすぐにエリーが小走りでやってきた。


 「や、やぁエリー」

 「遅かったわね」

 「ちょっと色々あってさ……」


 エリーにはセントレアの刺客の事話さない方がいいよな、妊婦に余計な心配はさせたくないし。


 「そう色々ね、とりあえずお疲れ様、ラナトスさんって人達が来てるわよ」

 「良かった、ちゃんと着いたんだ」


 何気に別れてから3日ほど経ってるからな……一緒にいる時間はエリー達の方が長いのではなかろうか。


 「ええ、今は裏山でドラゴンのお世話をしてるわ、行ってあげたら?」

 「わかった行ってみるよ」



ーー裏山にて


 『グオオ』

 「よしよし、いい感じにこの森に馴染んできたね」

 「ラナトスさん!」


 裏山へ着くと、ラナトスさんがリーヤのお世話をしていた。


 「おおエリックの若領主様、お久しぶりですね」

 「はは、確かに久しぶりです」


 3日ぶりだもんな、そりゃそうなるか。


 「この山はいいね若領主様、緑豊かでリーヤも気に入ってくれてますよ」

 「それは良かったです」


 ここの裏山はこれからリーヤの新しい棲家になるもんな、気に入ってもらえたなら一安心だ。


 「あとは、私の修練のための場所を確保すれば完璧かな」

 「修練……そういえばラナトスさんってどんな技を使うんですか?」

 「ああそうか、若領主様にはまだ見せた事なかったね、俺はね魔剣技と呼ばれる魔力操作を使った剣技を得意としてるんだ」

 「魔剣技……」


 何かの本で読んだ事あったな、確か剣を己の一部として魔力を纏い、切れ味を上げたり、属性を付与したりして戦う技だったよな。


 「まぁやって見せた方が早いだろうから、ちょっと待ってね」


 そう言ってラナトスさんは大きな岩の方へと歩いていく。

 かなり大きいな、全長5メートル以上はありそうだぞ、ラナトスさんはあの岩をどうするつもりなんだ、まさか切るのか!?


 『チャキン』


 ラナトスさんは腰に装備していた日本刀によく似た刀を引き抜いた。


 『ギュオオ』

 

 ラナトスさんの魔力が刀に集まり出した。


 「夜兎流魔剣技、夜逃げ封じ」

 『スパン』

 「う、嘘だろ」


 ラナトスさんは大岩を真っ二つに両断した。


 「どうだい若領主様、これが俺の実力だよ」

 『ガチャ』


 そう話すとラナトスさんは右肩の上に刀を乗せ、そしてニコッと笑った。


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