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異世界冒険奇譚 月狂の歌  作者: 鴉野 兄貴
第三章。機械世界の"呪術師"

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 「この世界は、『科学』という名前の魔法が発展しているようじゃな」

"組長"さんが呟くと、"呪術師"は「ご明察」と言って微笑んだ。


 「だから、銃の誤作動が無くなる反面、魔法はほとんど封じられる。気をつけろ」

そういって"呪術師"は嗤った。


 「"呪術師"。貴方は見たところ、魔法使いのようだけど? 」

童貞マホウツカイに見えるのかい? 」"呪術師"はそういうと妖艶にたっぷりの時間をかけて脚を組みなおし、

胸元を"私"に強調するポーズをさりげなくとってからかう様にニコニコと嗤う。イラッ。


 「このバー、いい雰囲気なのにホコリだらけだ。ちょっとは掃除しろ」

"組長"さんと"委員長"さんは機械が珍しいのか、あちこちを触っている。

掃除を促した"彼"と"彼女"は機械などには関心を抱かないらしい。


 平たくて小さな箱に手を伸ばした"彼"はその箱を開ける。

小さな突起が沢山ついた下部と水晶?のはめ込まれたふた。

「ピポッ! 」変な音。


 「……綺麗な絵が?! 」いきなり水晶に映し出される。

「おお! 魔法だねっ! 凄いね! 」"委員長"が喜ぶのを見て、"彼"はウンザリとして言った。

「コイツは、『のーとぱそこん』だ」???

「大抵の情報はこの箱一つで手に入る」ははは。なんという冗談。


 「何か知りたいことあるか? 」「私の故郷」

「……それ以外」使えない箱だ。


 「美味しいパンの作り方」

とりあえず言ってみる。炊いたライスが主食の生活は私の口には合わない。


絵が勝手に動く? 「ほれ、出たぞ」

……『のーとぱそこん』には葡萄から作るイーストの育て方から始まって、

丁寧な小麦粉の作り方、美味しいパンのレシピが次々と紹介されていた。


 「他にも」

この世界の正確無比な地図。

前回訪れた「拳で語る世界」や「次元の狭間の砂上船」などの詳細なデータが次々と現れた。


 「凄いっ!!? 魔法??! 」

「魔法じゃなくて、科学だ……」"彼女"は呆れていた。むかつきます。

"私"が戸惑っている間に"彼"は色々調べ物をしているようです。

箱から綺麗な音楽が鳴り出して驚く"私"と"委員長"に苦笑いする他のメンバー。


 「何を熱心に調べているんですか? 」

記憶障害について調べているのだろうか。横から覗く。


「この像を求む。情報提供大歓迎。最大100000000クレジット」


??


 「今。変なものが見えたのですが」胸が『何故か』早鐘のようになる。

「気のせいだろう」"彼"はそういって『のーとぱそこん』を閉じた。

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