7話 圧迫骨折から破裂骨折に変わり下半身まひの恐れ。
入院が長引きそうなので看護師の仕事をどうしようかと
悩んだ末に一度菓子折りを持って病院へ行き看護師長に
退職しようかと思っていることを相談した。
休職中では新しく看護師を増やせないので同僚に負担を
かけてしまう。
退職すれば新しく看護師を増やせるのでシフトが回る。
師長は「半年は休職すると思ったのでパートではあるけれど
看護師が入るように手配しているので心配しないでご主人の
看病してあげてください」との嬉しい言葉に「ありがとうございます」と
甘えることにした。
1度病棟の休憩室に寄ってテーブルの上にメモと菓子折りを置いて
誰にも会わずに帰った。誰かに会えばワ~ッと泣きそうで、
あえて誰にも会わないようにして帰った。
病院に行くと整形のドクターから「圧迫骨折ではなくて第一腰椎の
破裂骨折でした。骨折部分があと1ミリずれていたら 下半身麻痺に
なるところでした。が、これからも注意して患部を動かさないように
しないといけないので硬質のコルセットを作って腰から胸まで
動かないようにします。今日午後から業者が型どりに来ます。
完成するまで病院のコルセットをつけますが硬質のコルセットほどの
効果はないので十分注意してくださいとの事。
悠斗はショックと痛みで口数が少なく元気がない。
午後から業者が来て型どりをした。
「このコルセットは入院費とは別なので一度全額支払う必要があります。
領収書や医師の診断書などの書類を提出したら数か月後に7割が戻ります。」
との事で コルセット代金は10万くらいだそうだ。
型どりの後 看護師がコルセットを持ってきてくれてすぐに腰に付けた。
お互いが仕事できないうえに入院費やコルセット代など痛い出費だ。
でも 幸いにも今まで加入していた入院保険とは別にもう1か所
入院保険に加入していた。会社勤務から菓子店経営の自営業になったので
万が一の事考えての事だったがこれに救われた。
入院費+生活費が賄える金額になる。
(保険料がもったいないなぁ)なんて思っていたけれど助けられた。
大変なことが重なったけれど失業保険・退職金・入院保険
ありがたかった。だが、悠斗が退院しても今までのようには
無理できないしさせられない。脳出血という事で免許も返納したほうが
いいのか悩み事が次から次に出てくる。
数日後、コルセットが出来たがこれから暑くなるというのに腰から胸の上まで
固いコルセットで窮屈そうで可哀そう。
だが、これで終わらなかった。次から次に大変なことが起きる。




