4話 悠斗 意識朦朧 入院
病室に運ばれた悠斗に色々な処置が行われている。
点滴、心電図をはかる機器、SPO2,
看護師がカテーテルを持って病室に入る。
しばらくして看護師が血液の付いたカテーテルを持って
ローカを走って行き すぐに又 新しいカテーテルを
持って病室に入った。
どうやら尿道にカテーテルが入らない様子。
再度 血液が付いたカテーテルを持った看護師が出てくる。
カテーテルが入らないので 今夜は中止になったそうだ。
病室に入り 悠斗のそばで心配そうに見つめる華穂。
シーツが血液で真っ赤になっている。
「痛かったね悠斗。」華穂が声をかけると悠斗が眼を開けた。
点滴が漏れているようで 腕のあたりが腫れてシーツも濡れている。
「夜勤の看護師さん、新人なの?まったく、もう~」と
小さな声でつぶやく華穂。
華穂がナースコール押すが なかなか誰も来ない。
華穂も看護師なので 夜勤帯の大変さはわかっているつもりだ。
自分がカテーテル入れて 点滴をさしなおしたいくらいだった。
悠斗の友人 城島がかけつけてきた。
夜遅かったので 城島にだけ連絡した。
悠斗は呼びかけると眼を開けるが すぐにまたウトウトしている。
城島が「悠斗、悠斗」と声かけると 悠斗はゆっくり眼を開けて
城島の方を見たが 又すぐにウトウトしてしまう。
2人看護師が来て悠斗をベットごと 病室から運び出す。
CT検査に行くそうだ。
しばらくして悠斗がベットに寝たまま病室に帰ってきた。
ドクターが来て「今のところ出血が止まっています。が、再出血する可能性が
あります。再出血したら命の危険があります。」と説明があった。
看護師から「急変したら連絡しますので 帰宅して頂いていいです」との事。
心配でたまらなかったが一度帰ることになった。
城島が「華穂さん 家まで送るよ」と言ってくれたが
「ううん、明日も会社でしょ。遅い時間に来てくれてありがとう
ごめんね。私は大丈夫、タクシーで帰るよ」と華穂
時計を見るともう深夜の1時を過ぎていた。
「悠斗、いったん帰るね。朝になったら又来るね」と声かけると
悠斗が眼を開けた。ニコッと笑った。
手を伸ばそうとするが 又すぐにウトウトし始めた。
後ろ髪惹かれる思いで病院を後にした。




