3話 悠斗・脳出血で倒れる。
和・洋菓子・あんみつひめは9時~16時までの営業です。
悠斗は朝4時からケーキや和菓子を作って準備します。
閉店してからも、少し休憩してから片づけしたり
翌日の下準備をするので 作業が終わるのは19時位に
なります。
華穂は病院の緩和病棟でベテラン看護師として勤務しています。
早出の日は 7時~16時
準夜の日は 15時~0時
夜勤の日は 23時~8時までの3交代勤務です。
買い物したり 家事もあるので悠斗の手伝いが出来る日もあれば
華穂の母が手伝いに来てくれる日もあります。
今日、華穂は早出出勤。16時に勤務が終わり買い物を終えて帰宅すると
閉店後、悠斗がいつものようにサンルームのソファーで休憩しています。
華穂が帰宅したのに気が付いて 悠斗が起き上がりました。
「おかえり」と言ったのだけど「おひゃえひ」???何か変。
歩いてもふらふらしている。
びっくりした華穂が「ここまで来て」と声掛けすると
ふらふらしながら歩いてきたが ドアノブを掴もうとするけれど
手が宙を舞っている。
顔を見ると 片側の眼や口が下がっている。
華穂はとっさに、脳梗塞だと思い 転倒したらいけないので
「そこに座って!動かないで」と
床に悠太を座らせ、すぐ119番に電話した。
「火事ですか?救急ですか?」っと聞かれ
「主人の話し方がおかしくて顔の片側が下がっています。
ふらふらして まっすぐに歩けません。救急車お願いします」と華穂。
住所と名前を聞かれ答えると「もう 救急車が向かっています。
救急車のサイレンの音が聞こえるまでこのまま電話を切らないでください。
ご主人さんが呼吸をしているか ずっと見ていてください」と指示があり
華穂が悠斗を見ていると サイレンが聞こえてきた。
電話を切り 外に出て手を振り救急車を誘導する。
ストレッチャーに乗せられ 本日の救急当番病院へ搬送される悠斗。
華穂も救急車に乗り込む。救急車の中で血圧を測ると200超えていた。
「今日は家に帰れないですね。入院になると思いますよ」と隊員さん。
病院につき悠斗はERに運ばれるが 華穂は待合室で待機になる。
しばらくして看護師からERまで案内され ドクターから説明を受ける。
ベットに横たわった悠斗は 意識朦朧で身体の左側が動かない。
「CTを取った結果 脳出血でした。右被殻出血です。
これから処置した後、病室に運びます。中程度の出血量です。
血圧を下げてこれ以上 出血が広がらないように点滴をします。
このまま 出血が止まらなければ最悪の事も考えないといけません。
絶対安静で今夜が山です。身体の片側に麻痺が残ると思います。」と
ドクターから説明がありました。
処置している間に 華穂は悠斗の友人に連絡入れます。




