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出会いと別れ&(闘病)  作者: 天女の舞


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25/26

25話 頭痛に悩まされる

点滴のたびに頭痛がしてくじけそうになる華穂

看護師に泣き言を言ってしまいました。「もう自信がないです。」

すると看護師から「では グロブリン点滴の前に痛み止めの点滴を

流すのはどうでしょうか?途中で痛みが出たときにはカロナールを

服用する。と言う事でどうでしょう?」

華穂は迷わず「はい。お願いします」と返答しました。


頑張って何とか治療を終えて家事が出来るようになって退院したいと

思っている華穂には とってもありがたく思いました。

頑張っているけれど やはり深夜の頭痛が辛い華穂。

深夜に痛み止めのカロナールをお願いする華穂に看護師から又

「グロブリンの点滴が終わった後にも痛み止めの点滴を流す事も出来ますよ」と

提案があり 藁にもすがる思いで「お願いします」と答えました。

普段 頭痛などほとんどないので不安で仕方なかった。

看護師さんに感謝の気持ちでいっぱいです。


思い起こすと 手が動かなくなったころからネットで検索して重症筋無力症の

症状が自分の症状と同じだと気が付き 重症筋無力症に関することを読みあさり

ました。

人工呼吸器・胸を切り開く手術・気管切開・腰椎穿刺・車いす・杖・寝たきり

長期の入院・短期での入院を繰り返す・クリーゼを起して呼吸困難、

うまくしゃべれなくて会話が出来ない(伝わらない)・

顔が変わる(特に目、眼瞼下垂だけでなく黒目が左右別に動いて黒目が

とんでもない方向を向いてしまう) 完治しない。指定難病。

怖い事ばかり目に入りました。えっ もう終わったと思いました。


今、自分は入院して点滴を受けて最初にひどい頭痛と嘔吐で苦しんだ。

今も頭痛があるし 嘔吐が怖くて食事が食べれない。

でも、今は頭痛も我慢できる程度だし思っていたよりもだいぶ軽くすんでいる。

ありがたいと思った。

抗がん剤を使っている人はこんな日が何度も何度も続くのだろうなぁ、

辛いだろうなと、華穂は思った。


平日はリハビリもある。

若い理学療法士さんと 言語聴覚士さんが来てくれて楽しく会話したり

歩いたり 足のマッサージをしてくれたり気分転換にもなっている。

普通に歩いているつもりでも左右に揺れているらしく気をつけながら歩く。

ヨチヨチ歩きだったのが だんだんと元のように歩けるようになってきた。


5日ほど食事がとれていなくてお腹はすいている。

何か飲むだけでも出来たらいいのにと思い自販機に行くと レモネードに

目がいった。

1本購入して病室に戻って飲んでみると「美味し~い」思わずつぶやいた。

翌日もレモネードを購入した。3日分として3本購入して冷蔵庫に入れた。


看護師さんからの励ましや提案のおかげで何とか5日間の点滴治療を

終えることが出来ました。

点滴が終わる日からメスチノンの服用が始まった。

その日から 右目の瞼が垂れさがっていたのが治っているのに気が付いた。

日をずらしてステロイドの服用、又 日をずらしてタクロリムスの服用が

始まった。もし副作用が出た時に どの薬で副作用が出たか見極めるために

日をずらして服用するそうだった。


主治医が病室に来てくれた。

「いよいよ退院ですね。回復してよかったです。20日に又会いましょう」

と言われ 又 ドキドキしてしまう華穂。

20日と言うのは次回の受診日でした。

「カルテを持っている訳でもないのになぜ20日と日付を覚えているの?」

考えると又 ドキドキしてしまう華穂だった。

心の中では「馬鹿だなぁ、医師という立場の人が しかもかなり齢の離れた自分を

気にすることなんてあるはずないじゃないの」

今は ベットの上で一人寂しく 不安な思いで治療を受けているから

人恋しくなっているんだわと わかっていた。


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