23話 重症筋無力症の診断・入院1日目と2日目
大病院の受付で手続き後、脳神経内科外来の待合室で待っていると
しばらくして呼ばれて診察室に入る。
母には待合室で待ってもらった。
看護師から事前に問診を受けているので主治医がすぐに
力比べをしたり手足の動きを確認される。
「入院できますか?」の主治医の問いかけに「準備してきました」と
答える華穂。主治医は看護師に色々指示している。
診察室を出て 看護師から説明を受けた。
「これから レントゲンと呼吸検査、心電図の検査を受けてください。
お昼の用意が間に合わないので 食事を済ませてから病棟に上がって
ナースステーションに声かけてください。」と言われて
検査を受けるために移動した。母が「車いす借りようか?」と
言ってくれたが「大丈夫、何とか歩ける」とヨチヨチ歩いて検査を受けた。
呼吸検査が「息をはいて~はいて~もっとはいて~」
はぁ~死ぬかと思う位苦しかった。
検査を終えて母とレストランに行ったが又 喉にひっかるか心配で
あまり食べれなかった。
病棟に上がって病室に案内された。4人部屋で1人患者がいた。
空いているベットのどこでもいいと言われたので窓際のベットを選んだ。
「もしもICUに入る事になったら深夜でも連絡したほうがいいですか?
朝になってからの連絡がいいですか?と看護師から聞かれた母は
「深夜にかかわらずすぐの連絡がいいです。よろしくお願いします。」
と答えていた。
病院の決まりであまり長く病室にいることが出来ないので
べットの周りを片付けて母が帰った。
着替えてベットに上がると すぐに主治医が研修医と一緒に来た。
太腿の動脈から採血するそうだ。「えっ」と華穂はびっくりする。
動脈からの採血は痛いと聞いていた。「嫌だなぁ怖いなぁ」
しぶしぶ横になる華穂。研修医が採血するとの事。
え~っ まな板の上の鯉の心境になった。が
全然痛くなくて ほっとする。
話しやすくて優しい主治医で よかった~と安心する華穂だった。
その後 ベットに座ったままで1から50まで数えられるか
飲み物をむせる事無く飲めるか、足をどのくらい上げたままに出来るか等
調べて控えていた。
入院2日目は レントゲンではわかりにくかったという事でCT検査や
薬剤を注射して下がっている瞼が上がるかどうかのテンシロンテスト。
手、肩や顔などの筋肉の表面に電極を置いて、神経に繰り返し電気刺激を与え、
得られる波形を観察する筋電図検査などを行いました。
すべて陽性で重症筋無力症で間違いない事の確認が出来ました。
リハビリステーションでドクターの診察もありました。
シャワーの予約をしたのだけど この日位が1番症状が出ていたころで
シャワー浴びるのも身体が動かなくて シャワー自体が重くて持てなくて
悔しくて 情けなくて 辛くて 歯がゆくて涙をポロポロ流しながら
シャワーしました。
プラスチックのコップさえ持つ力がなかったです。
病室内くらいは歩けますが検査に行く時は看護助手さんが車いすで
連れて行ってくれるのですが 主治医が車いすを押して検査に連れて行って
くれたのはびっくりで 感動しました。やさしい~。
車いすを押しながら「シャワーしたんですね。髪の毛からいい香りがしてますよ」
って言われて ちょっとドキッとする華穂でした。




