20話 ベゴニアガーデン
母の勧めもあり、華穂は大好きなベゴニアをもっと増やして
サンルームいっぱいにしようとあちこち園芸店を回ったり
通販を利用してベゴニアを探し求めました。
あんみつひめ、流れ星、タイニィジェム、カワチ娘、炎の舞、ジニー
面白い可愛い名前が沢山あります。
竹のような茎(矢竹性)垂れ下がる(下垂性)等の木立性ベゴニア
葉だけでも楽しめるレックスベゴニア、根茎性ベゴニア、球根性ベゴニア
数えきれない品種があります。
天井から下垂性の球根ベゴニアを吊って、ラティスには下垂性の木立性ベゴニアを
飾り、足元には根茎性ベゴニアや矢竹性の木立性ベゴニアを置き、棚にはレックス
ベゴニアを並べるとまるでミニベゴニア園のようです。「素敵~」
瑞希が感動しています。
ベゴニアには「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」などの花言葉があります。
ベゴニアの(葉)は左右非対称なので片思い なんて
可愛そうな花言葉が付いたようです。
水やりはもちろんの事、植え付け、消毒、植え替え、肥料をやったり、
花柄を摘んだり形を整えたり、とても手間がかかるので華穂は一日中
サンルームで作業しています。
切り取った枝を水に挿して根が出てきたら 挿し木して沢山増やすことも
できます。
レックスベゴニアは 葉を挿して増やせますが管理が難しいです。
一生懸命に育てたベゴニアを眺めながらのコーヒータイム 至福の時間です。
気の合う仲間との楽しい時間も気がまぎれて 月日が過ぎるごとに華穂は
元気を取り戻してきました。
いつものようにベゴニアの手入れをして 鉢を吊り下げようと
腕を上げようとすると「あれっ 腕が上がらない。夢中になりすぎて
疲れが出たんだわ。少し休まないとね」と
華穂はソファーでうたた寝して休んだ後 母と買い物に出かけました。
看護師として勤務している時から時々 患者さんを抱えていると急に
手の力が抜けてハッとしたことがありましたが「年のせいね。嫌だわ」と
思っていました。
夜 ネットで動画を見ていると涙が出て目がぼやけます。
最近 何でもないのに涙が出たり目がぼやけたりするので年のせいかなぁ?と
翌日、眼科に行って診てもらいました。
色んな検査をしました。
眼の検査なのに目が開かなくて看護師さんが目を開けてくれての検査も
ありました。
瞳孔の検査では目薬を入れてしばらくしてからの検査でした。
眼瞼下垂の診断でした。
治療は手術しかないそうですが、この眼科では手術はしていない
との事で 形成外科を紹介され紹介状をもらって眼科を出ました。外に出ると
目薬の影響でまるで太陽を目に当てられてるようなまぶしさにびっくりの華穂。
車の運転は危ないので 少し車の中で休んで落ち着いてから帰宅しました。




