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出会いと別れ&(闘病)  作者: 天女の舞


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19/26

19話 華穂の提案(シェアハウス)

悠斗が旅立ってから半年が過ぎた。が、

まだまだ華穂は立ち直れない。まだ55歳だった悠斗。

「悠斗、まだ早すぎるよ。さみしいよ。」と

1日中悠斗の写真を抱いてぼ~っとした日を送っている。


しょっちゅう さくら や瑞希が来てくれるし時々城島や奥田も来て

焼肉したりお好み焼きを焼いたり みんな華穂を心配している。

でもみんなが帰ると 余計さみしくて泣きたくなる華穂だった。


母が華穂を心配して実家を売却して華穂と一緒に暮らし始めた。

華穂にゆっくりしてほしい母は「遺族年金もあるし家を売却した

お金もあるから心配しないで 何か趣味でも楽しみなさい」と

華穂を心配している。

母が一緒にいてくれるので 少しは気分がまぎれる。


華穂は考えていることがあった。

みんなで集まっている時に「ねえ、城島さんと瑞希 ここで一緒に

暮らさない?」「えっ?」とみんながびっくりして声を上げた。

奥田と さくら は家庭を持っている。

城島と瑞希は一人暮らしでアパートで暮らしている。

ここに来ればいいと思ったのだ。


「シェアハウスよ。母と私の部屋とは別にもう1部屋余っているしお店を少し

DIY したらもう1部屋できる。

食事はそれぞれが用意したり購入して食べればいいし光熱費をみんなで割り勘に

したらどう?アパート代がいらなくなるしいいと思わない?」と華穂。

瑞希は乗り気だが 城島は女性ばかりの所に男性が入るのはちょっと気が引ける。

華穂は「だからこそ用心棒が必要なのよ。ねえ、いいでしょう」と誘う。

そういう事ならと、「でも家賃は払わないと」城島が言うと「うん、わかった。

じゃぁ1人1万ずつ」華穂が言うと「それは駄目だよ。安すぎて申し訳ないよ」

瑞希は「うわぁ、助かる、嬉し~い」


「決まり~ じゃあ母の部屋の隣に瑞希 城島さんはお店を少し

リフォームしましょう。キッチンがあるしトイレはサンルームのを使えば

気を遣わずに済むでしょう。お風呂は好きな時にこちらに来て使えばいいよ」

「ではお言葉に甘えて お世話になります。」

奥田が「リフォーム手伝うよ」 さくらと瑞希も「うんうん手伝うわよ」

華穂の顔が明るくなった。母も微笑んでいた。


それぞれ会社が休みの日にDIYが始まった。と言っても

お店は新築してまだ少ししか過ぎていないので綺麗だし床だけ貼ればいい。

奥田は建設関連の仕事をしているので心強い。

瑞希はすでに引っ越してきている。




1か月後 城島も引っ越してきた。

広くて2部屋分位の広さがある。

「いいなぁ」と 奥田がうらやましがる。

「時々泊りに来ればいいよ」と城島。

毎晩にぎやかになって やっと華穂に笑顔が見えるようになった。

「あっそれから家賃の事だけど、家賃貰うと色々めんどい事も出てくるから

瑞希と城島さんは みんなでパーティする時に食材やビールなどを用意する。

と言うのはどうかしら?月に2回として二人が一度ずつ負担する」

「じゃあ、その時は私は果物を買ってくるわ」と、さくら。

「では、俺は何を用意したらいい?」と 奥田。

「ピザでも買ってくる?」と華穂。


「決まり~楽しくなるな。悠斗 ごめん」と城島が悠斗の写真に向かって

手を合わせる。みんなも笑いながら城島と同じように手を合わせた。


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