15話 検査入院
10時に入院してバイタルなどチェックの後 午後から検査が始まった。
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造営検査)で、麻酔しての検査である。
身体に負担のある検査で麻酔しているとはいえ受けたくない検査だ。
検査は1時間くらいかかる。その後に注意しないといけない事もある。
合併症として急性膵炎を発症することがあるのでお腹や背中の激しい痛み
、吐き気、発熱などに注意しなければいけない。
重症化すると呼吸困難を起こすことがあるので検査後は数日間の入院が
必要になる。
細胞・組織の採取(生検):造影剤で病変や狭くなっている場所を確認した後、
ブラシや鉗子と呼ばれる器具を使って病変部の組織や細胞を採取して
癌の診断が出来ます。
確定診断が出るまでには1~2週間くらいかかるが直後にある程度の事が
わかることもあります。という事を検査前に説明を受けている。
検査を終えて病室に戻ってきた悠斗はぐったりしていた。
しばらくして医師が病室に入ってきた。
個室なのでそのまま病室で説明を受けた。
確定診断には時間がかかるが 数日入院しないといけない。
いったん退院して確定診断を受けてから治療を始めるという事など。
悠斗はぐったりしたまま とてもつらそうに横たわっている。
華穂はずっとベットの横で見守っていた。
看護師さんも頻繁にバイタルチェックに来てくれている。
今夜は絶食で絶対安静だ。
夕方になったが今夜は付き添ってやりたい事をお願いする華穂。
個室なので許可が出てホッとする華穂。
一晩中悠斗を見守り続けて朝方ウトウトしていたが悠斗の声で
目を覚ました華穂だった。
お昼前に血液検査をした結果2日後の退院が決まった。
どんな結果になるかわからないがひとまず ほっとした。
「大丈夫だから帰ってご飯も食べてちゃんと寝た方がいい」と
悠斗に言われ 気になりながらも帰り支度をしながら「明日と明後日
2日連続で深夜勤だから明日の昼間病院に来れるし退院の日も迎えに
来れるからね」と手を振る華穂。
悠斗もベットから手を振って「ごめんな」と謝る。
華穂は何か話すと泣きそうになるのでニコッと笑って病室を出た。




