13話 またしても悠斗に不幸が襲う
華穂が自宅に着くと、今日お店がお休みなので悠斗は
ゆっくり寝ていて先ほど起きてトーストで朝食をとっていた。
「お帰りお疲れ。トースト食べる?」と悠斗が華穂に声をかける。
「うん お腹すいてるので嬉しい」
二人でコーヒーとトーストで食事していると
「あれっ 悠斗、目が黄色いよ。」と華穂。
「そうかぁ、気が付かなかったけど」と鏡を見に行った悠斗が
「あっ本当だね。どうしたんだろう?ちょうど今日はお休みだから
眼科に行ってみようかなぁ」と悠斗が言うが、「目じゃないかも?
内科に行った方がいいと思う。私も一緒に行くよ」と華穂。
「夜勤明けで疲れているだろうから一人で行ってくるよ」と悠斗が
答えると「私、明日お休みだし大丈夫よ。帰りに久しぶりにランチ
行きたいなぁ」と華穂が理由をつけて一緒に行こうとする。
この時華穂は悪い病気ではないという気持ちと、もしかして胆のうか
膵臓に問題があるのでは?と二つの事を考えていたが、大丈夫大丈夫と
自分に言い聞かせていた。
近くのクリニックに行って受付を済ませると少しして呼ばれる。
白目が黄色くなっているので眼科に行こうか内科にしようか
迷いながらこちらの方に来たことを悠斗が説明する。
「軽い黄疸が出てますね。何か変わった症状はありますか」
「先ほど目が黄色くなっているのに気が付いて ちょうど仕事が休み
だったので来ました。最近時々背中が痛むときがあるけれど特に他に
気になることはないです」と悠斗が答える。
目を見た後 背中を押して痛くないか聞いた後「血液検査してみましょう。
結果が出るまでに数日かかります。念のためエコー検査もしておきましょう」
採血の後 エコー検査を受ける。
プローブを腹部にあてていたドクターが同じ場所に何度も何度も当てている。
「CTを受けた方がいいかもわかりません。大きい病院に紹介状を書きます。
病院に連絡とって予約日を聞くので待合室で待っていてください」
悠斗も華穂もびっくりしてお互いに黙り込んでしまった。
30分くらい待って受付に呼ばれた。
「明日10時に予約が取れました。紹介状が書けるまでもうしばらく
お待ちください。」
心配そうな悠斗に「大丈夫よ、そんなに悪い事ばかり起こらないわよ」と
わざと明るく話しかける華穂に悠斗も「そうだよな」
紹介状を受け取ってクリニックを出ると「今日はランチやめようか」と
悠斗が口を開くが華穂は「気分転換に美味しいもの食べようよ」と言った後
「気が乗らないよね、帰って何か簡単なもの作るわ」
今夜はいつものメンバーで集まる予定だったが悠斗が奥田と城島に連絡して
中止になった。直之は海外に単身赴任しているのでしばらく会っていない。




