【個別ファイルコード:07-KING ROAD】
■キングロード(King-Road)
所属:対スポイラーハンター組織『PALETTE』彩流支部
スポイラー工学応用展開・技術開発研究室 兵装設計/開発担当
Colorネーム: 地際に掲げよ、暁の冠
Color能力:【 ■■■■■■■ 】
座右の銘:「剣と魔法こそ、王道にして至高の解釈」
■人物像
美しい聖剣や魔法、伝説の力の造形に命をかけるファンタジーヲタクにしてロマ研筆頭研究員の中で唯一の非Clover。
しかし、自身が無能力者であることに劣等感を抱くどころか一切隠していない。
むしろ『ここぞという場面で目覚める覚醒型主人公』あるいは『無能力ゆえの無双系主人公』として、非Cloverであることに強い誇りとロマンを持っている。
クロム社の一件でシヨウの登場に胸中で歓喜したものの、この世界における異世界人に纏わる闇の真実と、異世界転移経験者のリアルな実情の叫びを聞き、哀れな女と同情の念を寄せた。
だが、彼女の弱音を押し殺した強気な姿勢と、彩色体が存在しないという本来ならば致命的な欠陥を平然と強みに変えて進む様に浪漫を解釈一致を見出し、密かに推している。
兵装の設計・開発を担っているが自分の趣味を反映させるあまり、偏りが過ぎることも。
造形がファンタジー系RPGやゲームを彷彿とさせるため、性能は申し分ないが人によっては痛々しく、嵩張って持ち歩きに不便だと言う声も上がっている。
近現代・未来のリアル思想のソムリエとは実用性と美学を巡り、日々論争を繰り広げている。
■能力・兵装詳細
■■■■■■■:能力未発現
※本人の重度な中二病プライドにより能力項目を文字化けさせ、『まだ世界に明かされていない禁忌の力(未覚醒)』を堂々と装っている。
データを開くとバグのようなノイズが走るのも遊び心。
ファンタジー至高故に開発物の造形は仰々しく、それに比例して攻撃力が高い上に派手。
他人にテストプレイさせるよりも自分が使用したいという欲が他の研究メンバーに比べて強い傾向がある。
その為、能力は使えないが実戦スペックは意外にも高い。
飛んできた巨大なロケットパンチを金属バットで正確に打ち返すなど、研究職の人間とは思えない驚異的な身体能力を誇る。
【ロマ研楽屋裏トーク:文字化けと、オタクどもの願望】
モブ研究員「――キングロードさん……様、このColor能力の項目なんですけど。
個人情報をわざわざ自分で文字化けさせるって、流石にちょっと狙いすぎなんじゃ?」
キングロード「曲がりなりにもこの王が属している部署に籍を置いていながら……少しは察したらどうだ?
あからさまに情報を潰した痕跡ほど、心擽るものはなかろう?」
モブ研究員「いや分からなくはないですけど、こういうのは質の悪い上層部がもみ消すから味がでるのであって、自分でやったんじゃ意味ないと思いますけど……。
あっ、じゃあ発現するならこんな能力が良いとかってあります?」
キングロード「王に相応しい力か。
以前は無能力故にあらゆるColorを打ち消す末梢系、或いは世界から色を奪い去り新しく作り直す闇堕ち世直し系ヴィランを考えていたが......。
無色透明の奴だけでなく、そもそも彩色体を持ち得ない異世界人という肩書きが売りの黒のも現れたからな。
さてどうしたものか、ここは真っ直ぐ気取らず幾千幾万の武器や魔法を流星の如く降らせておくか。
王の歩む覇道には、それくらい過剰な火力こそふさわしい」
モブ研究員「いや、シヨウさんも別に異世界トリッパーを売りにして生きてはいないと思いますケド……」
監督「流星は派手な戦闘や締めの演出で使い回せる。
観客を手っ取り早く感動させるのに有効だが、どうせなら天候操作の能力にしとけ。
……いや、ナシだな。
映画も研究も最高の脚本ってのはいつも予測不可能ってやつだ。
時間帯、季節に関係なく撮りたい画が撮れるのは魅力的だが、予定調和な環境では予想通りのものしか生まれん」
キングロード「......王の力を一時でもヌケに使おうなどと、不敬もここに極まったなキネマ狂いが。
あまり図に乗るなよ――、貴様を片道切符の搭乗席に詰めて隕石にでも母艦にでも投げ捨てても良いのだぞ?」
SE「ヒェッ、キングロード氏なら本気で隕石もロケットも用意しかねないでござる……。
やはりここは動作の一つ一つにSEが流れる仕様にするのが良いのでは?
アイテムを拾うと効果音、敵と遭遇すると戦闘曲が流れるとかファンタジーワールドの基本中の基本! 退屈な日々に臨場感を、スマートミュージックボックス近日発売(※個人で開発した小型プレイヤーを見せる)」
キングロード「貴様の趣味ではないか!
戦場における音の有用性は認めるが、二次元の理屈をそのまま現実に引用したところで噛み合うわけが無かろう!」
ソムリエ「飛び道具が主流のこの時代に、近接武器に拘ってるファンタジスタが現実を語るのですか?
無駄な過剰装飾も痛々しいセリフも、合理性に欠けている。
やはり、現環境に合わせるなら日常生活に溶け込んだ細やかなガジェットと相場は決まっております」
キングロード「愚か者、浪漫など元より無駄の極致。
合理性を求めるなど無粋にも程があるわ。
方向性は違えど拘りを語る者が、周りの凡夫共に合わせて小さく納まろうなど程度が知れる。
まさしく影の如き薄さよ。
人に踏まれ気にも留められず、素通りされるのが関の山なのではないか?」
ソムリエ「――今なんとおっしゃいましたか?」
テスター・ルーキー「あ、あのぉーーっ!
何でもいいですけど、できる限り規模感は控えめでお願いします。
欲を言うと当たっても痛くない、寧ろマッサージ的な感じで気持ちのいい能力で。
毎回先輩方の実験台にされて吹き飛ばされるのは僕なんですから!」
キングロード「健康器具にしようとは、貴様も不敬を重ねるか」
モブ研究員「キングロードさ……様、諦めてください。
こんなツッコミ所の多いファイルが見つかったが最後、好き勝手に弄られるのがこの研究室の規律なんですから」
キングロード「――ほぅ? 規律、か。
組織の規律など鼻で笑っておきながら、よくもまあそんな寝言が言えたものだ。
……いいだろう、これ以上王のファイルを己の性癖で汚すというのなら、こちらも相応の返礼をしよう。
備蓄してある白インクで貴様らの溜め込んだ開発物を一切合、この世から消す。
――最初の犠牲者は誰だ?」
一同『(※一切の迷いなく、一斉にテスター・ルーキーを指差す)』
テスター・ルーキー「えっ!?
なんでそこで全員僕を指差すんですかぁーーーーっ!?」
ご一読ありがとうございました。
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