【個別ファイルコード:05-SOUND EFFECT】
■SE (Sound Effect)
所属:対スポイラーハンター組織『PALETTE』彩流支部
スポイラー工学応用展開・技術開発研究室 音響工学 / 駆動制御主任
Colorネーム:|我が意を綴れ、調べの閃緑《GG・エディット》
Color能力:【貴方に宛てる電子波形(プレゼント・フォー・チューン )】
座右の銘:「効果音程、有能な嘘吐きはいない」
■人物像
ロマ研の音響工学及び駆動制御を担当。
常に首にヘッドホンを身に着けており、白衣にはお気に入りのキャラの線画が描かれている。
職人気質でマイペース、口調はコテコテのオタク口調を崩さない。
彼の哲学は動きと音の同期。
どれだけ強力な兵器であろうとも、音が悪ければゴミという極端な音響至上主義を抱いている。
そのため、頼まれてもいないのにハンターたちの兵装や機器に、映画のテーマ曲やド派手な音響ギミックを勝手に仕込んでは前線を引っかき回す。
しかし、その腕は本物。
ネットサーフィンの延長線上で磨いたハッキングやPCスキルは極まっており、クロム社乱心事件の際には、激しい妨害電波に対し凄まじい速度で彩流市全域の通信網を強制復旧させるという大金星を挙げた。
■能力・兵装詳細
・ 貴方に宛てる電子波形 (プレゼント・フォー・チューン)
自身の電脳緑のCollarを音波のシグナルへと変換し、人の精神や思考を任意の方向へ促す編集能力。
音楽には場の空気を整える効果があるが、彼の能力はさらに指向性を持たせるもの。
媒体(※機械、楽器、地声など)から流されるBGMに力を付与することで発揮し、流す内容に応じて効果が変わるため、ファンタジーゲームにおける吟遊詩人のような立ち位置。
また、音響工学の応用として兵装に盛り込むことにより、追加効果をオプションとして付けることもできる。(※一部から不評)
【ロマ研楽屋裏トーク:SEヲタクの更なる布教?】
SE「……む、ここでメインテーマのイントロを重ねると。
悪くはない……ケド、変身エフェクトに対して重低音のパンチ不足。
シンセサイザーの音が軽いせいで、せっかくのギミックが安っぽく聞こえるのは致命的。
変身と環境音と同居させるにしても、これじゃ中途半端――(※暗闇でモニターを凝視しながら、小声で呟く)」
パチッ(※スイッチがつく音)
ソムリエ「おや、珍しい。
自室ではなくメインモニターで視聴しているとは」
SE「ひぇっ、そ、ソムリエ氏!? いつからそこに?
危うくヘッドホンのコードを引きちぎるところだったですぞ!?」
ソムリエ「たった今ですよ、驚かせてしまったのなら失礼。
……新作の特撮ヒーローものですか。
最近は随分と凝るようになりましたね?」
SE「おや?
この手の玩具を手に取ることはあっても、映像作品までは履修しないハズでは?
一体どういう風の吹き回しで?」
ソムリエ「ええ、普段なら無駄に光るだけの子供騙しと一蹴するところですが……。
シヨウ様の発想力には感心させられましたから。
あのジャンルに囚われない柔軟な閃き……あれを見習うのであれば、固定観念を捨てて見るだけは見ておこうと思ったのですよ」
SE「おお、正しくリスペクトでござるな。
……因みに、地雷原に一歩踏み込んだ質問してみちゃったりすると、この劇中に登場する『ベルト型変身装置』や『多機能型武器』。
……ソムリエ氏の定義において、この手のヒーローものは『ファンタジー』に入るので?
それとも『近未来』?」
ソムリエ「(※激しい効果音と共に暴れるヒーローを見ながら)
……なかなか、悩ましいところですね。
マシンのデザインやギミック構成は、近代機器と未来技術による機能美を感じさせます。
ですが……肝心のエネルギー源や超常現象を引き起こすトリガーが、『未知のモンスターの力』や『人間の心の熱量』といった、科学的には極めてあやふやなモノに依存している。
分類するには非常に曖昧かと」
SE「現代を舞台に現代人が戦う以上、キングロード氏が好むゴリッゴリのTHEファンタジーかと言われると違いますしなぁ」
ソムリエ「ええ。
とはいえ、作中の機構が私の趣味にそのまま反映できるかどうかは兎も角として、閃きの取っ掛かりにはなるかもしれません。
……というわけですのでSE、少し解説を頼めますか?」
SE「キタコレッ!! 出来るヲタクは布教チャンス逃すまじ!
いいでござるかソムリエ氏。
このベルトはまずキーアイテムをスロットに挿入した瞬間、内部に記録された音が鳴り響くことによって契約したソウルモンスターと共鳴し――(※ジェスチャー交じりの猛烈なマシンガントーク)」
* * *
SE「――と、このように先天的なソウルと後天的なそれとでは相性の関係で自滅の可能性もあるからして、何でもかんでも奪って取り入れようとするヴィランキャラの行く末はもはや決まったものですな。
反乱による自壊からのオールスターによる一斉攻撃……どうですソムリエ氏!
この閃きを活かして、あのカスタムカーのステレオにも極上のファンファーレと攻撃音を組み込んでみるのは!?」
ソムリエ「結構です(※笑顔で、きわめてスマートに即答する)」
SE「スッパリ断られたッ!?」
ソムリエ「解説は感謝しますが私の作るものは、あくまで洗練と静寂あってこその逸品。
せっかくのスタイリッシュな車内空間を、ディスコクラブにでもする気ですか?
過剰な電子音で汚されるのは御免被ります。
派手なものは、御伽の国の王様にでも押し付ければよろしい。
では、私は自分のデスクに戻ります」
SE「――――移動型ディスコクラブ。
意外とサキ氏なら喜んでくれそうでござるが……」
モブ研究員「SEさん、それAIが聞いたら勝手に自己学習しちゃうからやめてあげてください……」




