【個別ファイルコード:04-DIRECTOR】
スポイラー工学応用展開・技術開発研究室 【通称:ロマ研】
組織の規律や常識よりも、己の狂気的な『拘り』と『ロマン』を最優先する偏屈な職人オタク集団。
前線で戦うCloverほど能力は高くはないが、各々が独自のColorを技術とロマンへ昇華させている。
方向性の違いで衝突することも多々あるが、譲れない『好き』があるという一点だけは理解し合えるため、危なげながらも強固なチームワークを誇る。
ロマンを求める男達らしくコードネームで呼び合い、周囲にも徹底させている。本名は興味がないのか認識し合っていない。(※一部は把握している? 模様)
一見すると気さくな陽キャ集団に見えるが、融通が利かない相手や平凡でつまらない者に対しては事務的な営業口調でビジネスライクに突き放す。
もしくは、ラボの自動ドアすら開けずに門前払いにする気難しさを持つ。
型破りな肩書や独自のコネやルート、一部の市場を牛耳じり、ネットに軽々ハックして本部上層部の弱みを握っているという噂もあるが、真偽は定かではない。
しかし、無茶苦茶をしていながらクビを切られていないことから、強ち間違いではないのではと彩流支部の職員間でまことしやかに囁かれている。
Color汚染の低い高純度のスポイラー素体を回収してくるサキのことを『最高の素材調達屋』としてリスペクトしている。
■監督(Director)
所属:対スポイラーハンター組織『PALETTE』彩流支部
スポイラー工学応用展開・技術開発研究室 最高責任者
Colorネーム:滲む設計図
Color能力:【灰色の銀幕】
座右の銘:「1に爆発、2に見栄え、3、4変形、5に合体!」
■人物像
スポイラー工学応用展開・技術開発研究室(*以降、ロマ研と記載)の最高責任者にして、個性的なメンバーを束ねる纏め役。
度量が広くメンバーには基本自由にやらさせるが、踏み外してはならない一線を越えた者には容赦しない冷徹な面もある。
しかし、その口を開けばしっかり拗らせた重度の映画オタク。
費用や後始末などは二の次。変形合体ロボ、変身ベルトなど、男のロマンを刺激する仕掛けや演出を病的なまでに愛する。
好みに合えば魔法少女アニメにも手を付ける。
本人曰く、近年は大人向けのシリアスなシナリオが多く、戦闘シーンのクオリティも高いためよく押さえておくらしい。
映画のようなドラマチックな展開を好み、日常の全てを映画の様式美として捉えている。
また、スポイラー技術に堂々と手を出せるPALLETを便利な撮影施設として利用している節もある。
たとえ荒削りで実用性が度外視されていようとも、そこに『狂った絵面』さえ宿っていれば、どんなに無茶な予算申請でも豪快にメガホンを取ってエンターキーを叩き通してしまう。
サキの暴走や破壊癖を「良い画になる」と笑って試作品を試させ、シヨウのジャンルに囚われないツギハギ魔改造に興味を示す。
■能力・兵装詳細
※本人の美学により、能力発現時は劇的な演出 (カメラワークやスローモーション)を伴うことが多い。
・ 灰色の銀幕
アッシュグレーのCollarを通し、『アクション』の掛け声で描いた図面やデータ(※紙にプリントしたもの)を映画のスクリーンへと変貌させ、映像を現実へ具現化する能力。
能力の最大の強みとして、画面内 (フレーム内)にある事象に対しては絶対的な監督権 (支配力)を誇る。
しかし、二次元だからこそ成立するフィクションを三次元に現出させるのは容易ではなく、具現化させた対象の強度が落ちてしまう。
その為、衝撃に弱く爆散しやすい。その際には、焼け焦げた図面がエンドロールの演出の如くはらはらと舞い散るが、『カット』の号令により任意で爆ぜさせることも可能。
極めて攻撃的かつド派手でフリーダムな運用を得意とする。
【ロマ研楽屋裏トーク:銀幕の監督と、掴み取りのロマン】
シヨウ「図面に描いたものなら何でも呼び出すとか、最強じゃんか」
サキ「際限なしってワケにはいかないけれどね。消費期限だって異常に短いし」
センジ「ええ。
監督のColorの保有量が少なかったことだけが数少ない救いですよ。
……もしも現場の最前線で一人で戦い抜けるほどの量を持ち合わせていたらこの世はそれこそ――、リアルとフィクションが反転した世紀末になっていたかもしれません」
サキ「空陸両用の車でカーチェイスしたり、UFOと魔法少女がタッグを組んでスペースファイターと撃ち合ったり、スタイリッシュな強盗集団が巨大ロボットを使って金脈ごと悪徳ギャングの保有する資産を掻っ攫ったり……流石に警察が気の毒に思えてくるわ……」
センジ「そこまでいったらPALLETにも出動要請が来ますよ。
ウっ……想像しただけで胃が軋む……」
シヨウ「あわよくば元の世界に繋がる装置とか作ってもらえないかなって思ったけど、やっぱりそんな都合よくいかないか。
あの手の能力だと、きっと自分がイメージできるものしか再現できなさそうだし」
サキ「能力の内容を詳しく聞いたことはないけど、多分そうなんじゃない?
里帰りは当分先ね。まだまだ私に付き合ってもらうわよ、バディ♪(ニヤリ)」
シヨウ「はいはい。……とはいえ、もったいないな。
私の世界のゲームとかアニメの知識を引っ張ってくれば、大怪獣どころか巨大ロボットだけでも掴み取りできるくらいネタのストックはあるのに」
監督「――カットッ!!!!」
ドカンッ!!!! (※扉を爆破して乱入)
シヨウ「なにッ!?!?」
監督「シヨウ、今すぐその掴み取りできる程の巨大ロボットの詳細を教えろ。
変形機構は? 何機で合体する? 必殺技は当然あるんだろうな?
カメラワークはどうなってんだ?
安心しろ、尺ならいくらでも作ってやる。
一切合切吐け(※鬼気迫る形相で、詰め寄る)」
サキ「ちょっとシヨウ、余計なこと言うんじゃないのッ!!!!」
センジ「これ以上、爆弾の数を増やされてたまるものですか!!
いい加減こちらの身が持たない。撤退しますよ、サキ!!」
サキ・センジ「「せーのっ!!」」
シヨウ「ちょっ待っ――(※両脇を抱え上げられ、ダッシュで連れていかれる)」
監督「待て、ネタを渡せ!!
お前たち全員、俺の演出に乗るんだ!!(※メガホンを振り回す)」




