【個別ファイルコード:03-SHIYO】
■シヨウ(Shiyo)
所属:対スポイラーハンター組織『PALETTE』彩流支部
特殊事案初動室 管理人兼セミ・ハンター
Colorネーム:No name ※染色体非所持・完全無色
Color能力:Collarless
■人物像
未知の異世界からこの世界へと迷い込んだ異世界転移者。(※本人談)
彩色体が確認できないことから、異星生命体と判断。
他3名の異世界人(仮)がPALLET彩流支部にて保護されたが、後に死亡。
遺体は火葬され大気圏外に葬送。
礼儀正しい性格の反面、サキ(ハンター)の無茶ぶりについていくどころか逆に振り回す程の行動力とノリの良さを持ち合わせている。
有識者曰く、野菜嫌いの偏食家。
それに伴い高い調理スキルを有しており、苦手な野菜は徹底的に加工することに一切の妥協がない。
偏食ゆえに培われた調理スキルの背景は重いが、自分の偏食を他者に押し付ける趣味はなく、食べられる人間が最も美味しく食べられる状態に配慮して提供する偏食家の鏡としての一面も持ち合わせている。
魔改造スキルは食だけでなく兵器にも発揮され、出身国のアニメや漫画、映画などのネタを元にした発想力はスポイラー工学応用展開・技術開発研究室の筆頭開発者を唸らせる程。
■能力・兵装詳細
・ 概念翻訳
クロム社の非合法な実験で開発されたとされる特殊な翻訳パッチと、製造停止になった消音声パッチによる相互干渉によって獲得した能力。
翻訳パッチの本来の用途としては、使用者の言葉の自動翻訳と強力な制御波長の付加。
相手の洗脳を促すもの。
現物が消失してしまった為、推測の域を出ないが、パッチに利用された異界の技術が彼女の身体に適応されず、システムが暴走。
機能の一部が強制インストールされたと思われる。
システムのレベルにもよるが、機器のプログラムなども自身の母国語 (未知の言語)として解読・認識する。(※本人談)
翻訳の効果範囲は未知数。
・ 黒雨の完全耐性
『彩色体が存在しない』という特異体質による能力。
通常、黒雨を浴びると体内の彩色体と結合し、生体組織が黒ずみ、凝固して動かなくなる。
しかし、彼女の肉体においては黒雨による沈色は一切起こらない。
雨に対する抵抗力はCollarの強さに比例するという常識を無視した、無彩色ゆえの絶対防御。
・白インク 【ホワイトアウト】
中央公園戦にてドローン搬送された新型カートリッジ。
シヨウが独自開発した漂白剤インクを元に、技術開発研究室の筆頭らがさらに改良を重ねて精製した、禁忌の脱色インク。
Collarを瞬時に漂白することが出来るが、漂白効果が強力すぎるあまり化学的に人体や周辺環境にとって重篤な毒。
現在(レポート記載日時)は非常事態に備え一定数の在庫を製造・貯蔵するだけに留め、通常利用は禁止となっている。
戦闘能力は一般ハンターに比べてかなり低い。
それを補う為、彼女のアイデアを元に兵装設計・開発担当のキングロードが手掛けた特殊魔改造前衛兵装を用いて戦う。
アニメ『魔なびの社会人』に登場する空飛ぶ箒のレプリカと、ハンター兵装であるランスを掛け合わせたメインウェポン。
通常時は万年筆を模した偽装・隠蔽用のコンパクト形態。 ※筆記可能
本来は玩具の機能によって箒に変形し滑空を楽しむものだが、軍用コアによるバッテリーで箒形態として長時間飛行が可能となった。
また、ハンター兵装である槍と組み合わせることでペン先を鋭利な刃に変形させ、中〜近接戦用の槍形態を追加。
穂先の出し入れができ、石突が通常兵装のインクタンクと直結。
さらに、軸先と後方の穂を同時展開することで両刃槍のような箒星形態となり、突き刺す・斬る・殴るといったアクロバティックな近接戦(空中殺法)を得意とする。
他にも、軸先からインク弾を穂先から筆ペンのようにインクが滲み出る加工もされており、随時改造を施している。
* * *
【ロマ研楽屋裏トーク:黒の異世界人、モテ期到来?】
シヨウ「サキから聞いたけど、無茶な突撃をさせたみたいで……サキ達を助けてくれて本当にありがとう。
お礼と言っちゃなんだけど……これ、病院の皆と一緒に描いた絵の写真。
データ保存とかできるかな……?」
AI『――お気になさらず、シヨウ様。
写真データを保存ファイルにダウンロードしました』
シヨウ「キングロードさんもありがとうございました。
急な注文だったのに、あんな凄い武器をササッと作れるなんて……。
当然ですが、私の素人工作なんてたかが知れてますね」
キングロード「フッ、当方に不可能はないからな。
――実のところ、魔法でなければ出来ぬ事は然程多くはない。
大概は他の技術で再現できる。
だからこそ、我は魔法に期待する訳のだが……。
なんにせよ、一つ二つ隣の世界線の住人にこの世界は決して借り物の力でただ生きてきたのではない。使用したうえで、発展・進化させてきたのだと矜持を示しておくのも吾の務めだ。
それで、次なる戦いに向けてどのような至高の武器を所望する?
神話級の剣か? よもやあの銃や槍だけで想像力が底を尽きたとは言うまい?」
ソムリエ「どうでもいいですが、一人称を統一したらいかがです?
キャラが仕上がってもいないのに舞台に上がっても無視されるのがオチかと。
シヨウ様、ネバーランドの住人は放置するとして、近代兵器にご興味は御座いませんか?
スマートな機能美を小さなフレーム落とし込んだ一式は、日常使いも可能でございます。
宜しければ、私がトータルコーディネートを――」
SE「いやいや近代兵器もファンタジーも、音が無ければただの置物でござる!
シヨウ氏の翻訳スキルがあれば、拙者がプログラミングしたシステム音声と音響が脳内だけに響いて、アニメの戦闘シーンをリアルで再現することが可能!
実際ではいきなり戦闘BGMが流れたり必殺ボイスが発生したりしませんからなぁ。
気分爆上がりで間違いなしですからして、デュフフフ......。
あ、うっかり二やつくのは無しでござるよ。
傍から見ればいきなり笑いだす変人判定喰らいますからな」
監督「全員そこまでだ!
シヨウ、女はキャラデザや中の人間の声にしか興味がないと思っていたが、武器に対するロマンの造詣の深さと理解には素直に驚愕に尽きる。
ところで次の予算申請をそろそろ出すところだ。
主役を張る変形合体ロボの案などがあれば――」
シヨウ「あーぁぁぁ……これってもしかして、俗に言う『モテ期』ってやつかな……? (※ジリジリと後退しながら、ポケットを探る)」
キングロード「何をためらう、我が同胞よ。
さあ、お前のロマンは何色だ?」
シヨウ「このままじゃ、私が何かに改造されるな……。
――御免!!」
――ボンッ!!
(※床に特製の改造煙幕玉を叩きつける)
モブ研究員「うおわっちゃあぁぁぁ!?
なんだこの、やけにフルーティーな香りのする煙幕は!?」
シヨウ「院内薬局で叩き売られてたバスボムが、ホントにボムレベルなのは可笑しいけど助かった。出して、AIッ!
水袋と一緒に固め直したやつじゃ、そう長く持たない!」
AI『――了解。
迅速にロマンの魔窟から離脱いたします』
ギガガガガッッッ!!!
(※タイヤを激しく空転させながら、地下通路を大爆走で去っていく音)
監督「ゴホッゴホッ、――逃がすなッ!!!!
ネタだらけのキーパーソンがこんな序盤に退場するなんて断じて認めるか!
おいソムリエッ、試作機のジェットパックを大至急持ってこい!」
ソムリエ「既にご用意しております。
こちらを今まさに一晩寝てフルバイタルで完治した、若い新人の身体にハンダ付けして――」
テスター・ルーキー「えっ!? ちょ、ちょっと待ってください先輩方ッッ!!!
それ試作機云々以前のモノでしょっ!?
操縦機能がほとんどない花火とか、こんな酷い拘束具、裏社会の何処を探してもありませんよ!
あ、あッ! 繋ぎ目にハンダ付けしないでください!」
監督「男なら黙って行け、ルーキー!
素人が映画鑑賞だけでカーチェイスをやってのけたんだ、テストプレイの申し子のお前が出遅れてどうする!?
マッハで追いかけろッ!!」
テスター・ルーキー「無理に決まってるじゃないですかぁぁぁあああああぁぁぁぁぁーーーっっっ!!!!」
背中のジェットパックが暴走、ラボの天井や壁に激しく激突しながら、地下通路の奥へと引きずられるように飛んでいきました。
良い子は真似しないでください。
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