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オーダーメイト 〜お払い箱のはみ出し女ハンター、拾った異世界人と最強バディを組む〜  作者: 湖陽 照
第1章 始まりの街 彩流市 編 ~兼食の猟犬と偏食だらけのハンドラー~

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【個別ファイルコード:02-SENJI】

■センジ(Senji)

所属:対スポイラーハンター組織『PALETTE』彩流支部

   警備部 ハンター(欠員補充要員)

Colorネーム: 秩序を課す危険色(イェロー・サイン)

Color能力(スキル):【拒絶刻む黄色の法線(キープ・アウト)】【警告喚起の黄鉛符号(クロム・コード)】【凶色奔る断絶条痕 (ストライプ・シャッター) 】



■人物像

 戦況を冷静に分析し、防御・戦術統制・空間制御において高いスペックを誇る防衛線のスペシャリスト。

 三原家(さんげんけ)の一つ、純黄(イェロー)の分家筋の出であり、PALLET中央から彩流支部に転属。

 警備部に籍を置きながらフリーのハンターとして各部署に応援にまわっている。


 メイン武装のブレードによる流麗な剣劇と、防御とカウンターを織り交ぜたスタイルを得意とする。

 しかし、いかんせんお人好しで面倒見が良すぎるな性格。そのため、現場の尻拭いやカバーにいつも奔走しており、皆のお兄ちゃん或いは先生としての立ち位置を確立している。(※本人の望むところかは不明)


 サキ(ハンター)の入社初期、正規のバディが宛がわれるまでの間のバディ兼指導係を担当。

 彼の胃薬の消費量は元々あったが、この期間で爆発的に増加。尖ったスペックと性格の彼女についていくことができる相棒が現れず、ソロで動く時期が度々あった為、その穴埋めやお目付け役として組むことが多かった。

 実質、サキの空白のバディ席(呪われた特等席)に一番長く座らされ、最も長く生き残っているハンターでもある。



■能力・兵装詳細

・拒絶刻む黄色の法線(キープ・アウト)

空間にイェローの光の規制線(テープ)を引く。

突破を試みるモノを弾き飛ばす物理壁となり、同時に高電圧流のような麻痺を与えて体の自由を奪う。


・警告喚起の黄鉛符号(クロム・コード)

空間に警戒色として機能する警告マークの符号を現出させる。

マークの種類によって効果は様々であり、牽制、意識・行動の誘導など。

盾として防御しつつ、雷撃によるカウンターも可能。


・凶色奔る断絶条痕 (ストライプ・シャッター)

Collarと黒インクの混色技。ブレードに黄色と黒のストライプの螺旋を展開、固有色に同調して出力を向上させる。

彼のCollarの本質である警告を執行という形に変える高火力の攻撃手段であり、遮断桿を彷彿とさせる斬撃。



 Nib非依存型のChloverとして能力を発揮できるが燃費が悪い為、標準的なNib加工カートリッジ兵装を用いる。

 主力はブレード。 

 併せてサブ・クナイを携帯しており、遠近両用の無駄のないオールラウンダーとして活躍。





* * *


【ロマ研楽屋裏トーク:お兄ちゃん先生、音響魔改造へのクレーム】


モブ研究員「いやぁ、今回の解説文も我ながら完璧な仕上がりだとと思いますよ」


センジ「……この際、痛々しいプロフィールの中身についてはいい。

どうせ公式の書類じゃないからな、もう諦めた。

ただな、SE!!」


SE「――なにか?(※ヘッドホンを首にかけながら)」


センジ「『なにか?』じゃないっ! 

シャッターを発動した時に鳴り響く、カンカンカンカンっという大音量の踏切音は何なんだ!?」


SE「遅刻しそうな此方の焦りをよそに容赦なく降ろされる黄色と黒のストライプ……これはもう、踏切以外の何物でもないでござる。

ジワジワと込み上げてくる不安と恐怖感、音だけで精神攻撃まで付与するとは拙者天才か……!?」


センジ「余計なおまけを付けるなと言ってるんだ! 

警報音だけなら兎も角、緊迫した現場でいきなり『遮断機が下ります、ご注意ください』なんて言われたら一気に生活臭がして気が抜ける!


しかも、何に連動してるんだか知らないが、ブレードが勝手に赤色にチカチカ点滅するギミックまで追加して。

おかげで現場の交通整理に丁度いいって駆り出される羽目になった!」


監督「ホラー味が増して良い絵面になりそうだが……そもそもスポイラー相手にその手の心理的威圧が効くのか? 

よしセンジ、その辺にいるスポイラーで試してデータを集めてこい」


センジ「監督は黙っていてください!

いいかSE、あれのせいでスポイラーが怖気づくどころか、『えっ、終電……?』みたいな顔して仲間が一瞬動きを止めるんだぞ!?


ただでさえサキのカバーで胃が千切れそうなのに、カンカン鳴らされてライトでパチパチ煽られたら、私のメンタルが先に落ちる!」


SE「はぁ~これだから文句を言いたいだけのクレーマーは。

碌に脳みそを通さず喋るから自分で自分に恥を厚塗りしてる事にも気づかないのですな……。


あの赤ライトの点滅速度は、センジ氏の心拍数と胃の荒れ具合に同期してフラッシュする仕様。

普段から一人で勝手にはしゃいでいるだけなのに、こちらに飛び火させないで欲しいんだが?」


センジ「誰がはしゃぐか!! 

ひとのブレードをヘルスメーターに改造するんじゃない!」


監督「SE。ギミックは暫くそのままでいけ、面白い。

その代わり、ウチの予算からお前の胃薬の枠を組んでやろう。

専用の救急箱を置いておくから好きに持っていけ。


なに気にするな、元はサキが持ち帰った素体サンプルの売り上げの一部だ。

バディからの支援物資だと思え」


センジ「……はぁ、何が悲しくて自分の胃の悲鳴を可視化されなきゃいけないんだ……?(※頭を抱える)


いいですか、私は戦場で線路を敷いてるんじゃないんです。

これ以上私の兵装をを玩具にするなら、次から貴方達の尻拭いは一切しませんからね!」


モブ研究員「それは困ります! 

実験でラボの壁吹き飛んだ時、誰がキープ・アウト(壁)を張って予算管理の連中を門前払いするんですか!?」


センジ「知りませんよ、それはお前たちの自業自得だッ!!!!」

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