297:59-3
『cEikat0Ha 5acOthu2o a1Dano kU8omidEalu』
「さて……」
次に錬金するのはネクタールの装備品であるガードデーモンスピアと回復力溢れる魔銀の鋳塊だ。
これを組み合わせて、ミスリル製の武器にする。
そうして、それを三回ほど繰り返して出来上がったのがこれだ。
△△△△△
ガードミスリルスピア
レア度:3
種別:武器-槍
攻撃力:360
耐久度:100/100
特性:ガード(防御力を強化する)
リジェネ(回復力を強化する)
魔法銀で出来た槍。
刃の切れ味が鋭く、軽い事から、重量ではなく切れ味を生かす運用が求められる。
撃魔力+2
▽▽▽▽▽
「よっ、ほっ、っと」
「ーーーーー」
俺とネクタールは出来上がった三本のガードミスリルスピアを軽く振り回してみる。
なるほど確かにアイテムの詳細通り、かなり軽い。
この重量では叩く、殴る、といった使い方では大したダメージは与えられないだろうし、素直に刃の切れ味を生かして切る、突くといった使い方をするべきだな。
「あっ」
「マスターどうしました?」
で、一通り振り回し終わったところで俺は気づく。
「いや、ガードデーモンスピアの時に付いてた光源能力……今、無くなっているのに気付いた」
「……。それ、地味に問題じゃないですか?」
「ああ、地味に問題だと思う」
ガードデーモンスピアの時に付いていた光源能力、それが撃魔力+2に変化しているという事実に。
ああうん、これは地味に拙いな。
『結界石の守護者』との戦いでは何かしらの灯りが求められる。
その状況ではガードデーモンスピアの光源能力は間違いなく有用だったはずだ。
それが無くなったとなると……
「しょうがない。後で別の灯りを作っておく」
まあ、新しく別に何か用意するしかないな。
「作れるんですか?」
「ああ、松明を適当な何か……そうだな、札か本あたりに付与すれば、ガードデーモンスピア程の使い勝手は無くても、別の灯りは造れると思う」
幸いにして、松明については幾らでも回収できる環境に今の俺たちは居る。
なので、その松明を利用すれば何とかはなるだろう。
やってしまったのは確かなので、次からは気を付けるようにするが。
「ま、やってしまった物はしょうがないからな。今は錬金の方に集中しておく」
「最後はマスターの防具ですね」
「ああそうだ」
さて、最後の錬金は俺の防具だ。
と言うわけで、胴、腕、脚の防具を外し、錬金を始める。
『kuRayam1hA cowa1 k0wAi keled0 yasHuragi d3mOaLu』
『yaMiwo 0sole uYam1 tTae sHitosi t0moTos1 tOmon1aYume』
『aa,kEledo kImiha yAmiyor1 nAO de3pna sInenNiirun0datTan3』
「ふんふふーん」
魔力の注ぎ込みも文字の打ちこみも問題はない。
そして、それらに問題がないという事は、出来上がるアイテムにも問題がないという事である。
ああいや、問題は一つあったか。
△△△△△
バーサークミスリルシャツ
レア度:3
種別:防具-胴
防御力:90
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
リジェネ(回復力を強化する)
繊維状にした魔法銀を織り込んだシャツ。
軽量でありながら、非常に優れた防御能力を併せ持つ。
抗魔力+2
▽▽▽▽▽
△△△△△
バーサークミスリルズボン
レア度:3
種別:防具-脚
防御力:90
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
リジェネ(回復力を強化する)
繊維状にした魔法銀を織り込んだズボン。
軽量でありながら、非常に優れた防御能力を併せ持つ。
抗魔力+2
▽▽▽▽▽
△△△△△
バーサークミスリルアーム
レア度:3
種別:防具-腕
防御力:90
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
リジェネ(回復力を強化する)
繊維状にした魔法銀を織り込んだ籠手。
軽量でありながら、非常に優れた防御能力を併せ持つ。
抗魔力+2
▽▽▽▽▽
「何で今回も特性:バーサークが消えてないんだ……」
何故か、どの防具も消えた特性は特性:アブソーブの方で、特性:バーサークは残っていた。
果たしてこんな事が確率的に有り得るのだろうか。
もしかしなくてもプレイヤーから確認できないマスクデータの部分で妙な補正でも働いているのではないのだろうか。
うーん、特性:バーサークが残ってくれる事それ自体は嬉しいが、微妙にモヤモヤする結果である。
「ボソッ……(むしろ師匠の装備から特性:バーサークが外れる事って有り得るの?)」
「ボソッ……(正直に言って無い気がします)」
「ん?」
「「いえ、何でもありません」」
「そうか、ならいいんだが」
「ーーー……」
なお、俺の呟きに対して、何故かネクタールは呆れたような色合いになっていた。
うーん、此処は不思議がる場面であっても呆れる場面ではないと思うんだけどな……。
シアとシュヴァリエも内緒話をしているし、一体なんだというんだ?
まあ、問いかけても答えてはくれないだろうから、気にしないでおくのが吉か。
「さて、これでステータスはっと」
とりあえず、装備更新によるステータスの変化を確認しておくとしよう。
△△△△△
ゾッタ レベル24/29
戦闘ステータス
肉体-生命力20・攻撃力10・防御力10・持久力9・瞬発力10・体幹力10
精神-魔法力10・撃魔力10・抗魔力7+6・回復力29+12・感知力10・精神力11
錬金ステータス
属性-火属性10・水属性10・風属性10・地属性10・光属性7・闇属性10
分類-武器類19・防具類15・装飾品15・助道具15・撃道具15・素材類15
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ゾッタ レベル24/29
攻撃力665:325/340
防御力350:0/0/80/90/90/90
右手:バーサークアームアクス(命中補正+1・特性バーサーク・アブソーブ)
左手:五寸鬼瓦(特性カース・アブソーブ・ディスペル)
頭:『狂戦士の鬼人の王』の仮面(ヘイト集中+1・特性バーサーク・リジェネ)
胴:バーサークミスリルシャツ(抗魔力+2・特性バーサーク・リジェネ)
腕:バーサークミスリルアーム(抗魔力+2・特性バーサーク・リジェネ)
脚:バーサークミスリルズボン(抗魔力+2・特性バーサーク・リジェネ)
装飾品1:バーサークオーヴリング(特性:バーサーク強化+1・特性:バーサーク)
装飾品2:ネクタール(ホムンクルス)
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「うーん、一気に魔法に強くなったな」
ミスリルは武器に使えば撃魔力を上げる付加効果が、防具に使えば抗魔力を上げる付加効果が付く。
その結果として、俺の抗魔力は実数値が13まで上昇。
防御力を上回ってしまった。
うーん、恐ろしいというかなんというか……やはりと言うべきか、『AIOライト』は装備ゲーあるいはアイテムゲーであるらしい。
「ボソッ……(魔法が効かない師匠って無理ゲーじゃない?)」
「ボソッ……(相手からすればそうかもしれませんね……)」
で、シアたちはまた内緒話をしている。
一体なんだというのだろうか?
まあ、とにもかくにも装備品は作り終ったのだし、次の行動に移るとしよう。




