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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
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46  朝の一幕


 朝8時の鐘がなる前にボルドとシルビアがやってきた


「「お早うございます」」「お早うwよく眠れたか?」


「はい久しぶりにぐっすりと眠れました」「わたしも···w」


「そっかそれは良かった 一応防具を渡しておこう思ってな食堂だとまずいし

 合いそうな物を適当に見繕ってくれ」そう言って

 盗賊40人分の防具を取り出し並べた


「旦那そのマジックバッグすごいですね 

 旦那確か姓がありましたが貴族なんですか?

 このバッグだけでも遊んで暮らせますよ」


「いや俺の血は赤いぞ」「なんの意味なんで人の血は赤いでしょう」

「貴族じゃ無いって意味さ貴族の血は青いらしい見たこと無いけどな青い血」


シルビアは革の胸当てと左手だけ小手を選んでいた

ボルドも革の胸当てと小手 足にはすね当て(すね当てはズボンの裾で隠している)

「動き難く無いか?」「「大丈夫です」」


8時の鐘がなり終わるころミーナがボサボサの頭で入ってきた

「お早うっすw みんな早いね わっ!なにこれ」


「お早う時間通りだが髪ぐらい整えてから部屋を出ろ

 それに目が死んでるがどうした?」


「ちょっと深酒してエールとワイン飲み過ぎちゃったエヘヘペロ」


「わかったこれからミーナは禁酒だ 仕事に支障を出すな!」青ざめるミーナ


「旦那ミーナは虎族だ酒には目が無いんだ俺からも言い聞かせるから

 今回は見逃してやってくれないか頼む」


「ミーナその状態で俺の護衛ができるのか?もし今フォレストウルフが5頭

 襲って来たら対処できるか?俺をおいて逃げるか?どうなんだ?

 昨日、酒を出したのはテストだ護衛として役にたつかどうかのな

 『殲滅』奴等も大半が酔っぱらって俺に奇襲をかけられ全滅したその事を

 知って欲しい今回は見逃すが甘えるなよ」「判りました」


「不合格だが時間を守った事は認めてやるさっさと自分の身体にあった

 防具を選べキャロットが待ってる」


慌てて装備を選ぶミーナ選んだ物はボルドとほとんど同じだった


「旦那は装備しないんですか?」


「防具は重いし少しでも身軽でいたい 後衛だぞ俺体力無いからボルド」


装着し終わったようなので食堂に行って朝食を取り鍵を預け

キャロットと合流して冒険者ギルドに向かう


冒険者ギルドの朝は早いらしいこの時間になるとそれほど混んでない

何故か衆目を集める怯えと敵意ある目だ


受付に並ぼうとすると見知らぬ若者が声かけてきた

「おい坊主お前見たいなみすぼらしヒョロッコイ奴が此処になんの用だ」

「ちょっと用を足しに来たんだけど···」

「じゃあその用事とやら俺が受けてやるよ金だしな!」止めに入ろうとするボルド

面倒だから軽く相手の左手に触れ『感電』《スタン》発動した瞬間

若者の身体が硬直して倒れてくるそれをかばいながら呼吸しているか確認


「どうしたの?大丈夫?ボルド ミーナこの人急に倒れちゃったその隅にでも

 寝かせてあげて」「はい」

『アルファ シータ少し遊んで上げてw殺しちゃダメだからね』『『はーいパパ』』


ホールは少しざわついたが倒れた若者を気にする風もなく

仔犬達が倒れた若者にじゃれているようにしか見えず元の空気に戻った

その間若者の財布は消えていた


受付の順番がきて馬具や装備一式を揃えたいのでお店を紹介して欲しいと

伝えるとエリナさん出てきて担当してもらった


「お早うございますセイ様」


「ちょっと聴きたいことがあって奴隷は冒険者になれるの?」


「はい登録出来ます」

「じゃこの3人登録または再登録になるのかな?して欲しいんだけど」


「了解しました係りの者に手続きさせますね」と言って係りの者を呼ぶ

「あれボルドじゃないの?それにミーナもどうして此処に?」

「面目ねぇ実は··」 事情を話す二人


「事情は判りましたボルドとミーナはカードの再発行Aランク冒険者として

 登録させて頂きますシルビアさんですが登録試験を受けて戴く事になります

 ちょうど試験官も居るので今から受けますか?」


「シルビアどうする?」「はい大丈夫です」

「俺Gランクだから気にせず受けておいで 怪我だけしないようにね」

「えっセイさんがGランクですか?嘘でしょ」

「セイ様は特殊ですから参考になりませんよw 試験は直ぐに終ると思いますので

 手続きの間他の用事を済ませましょう」


「セイ様装備品の事ですが『アルフレッド工房』をお薦めします

 主人は少し変わっていますが腕は確かです確か馬具の注文も受けてくれます」


「判りました是非そこを紹介下さい あと家を考えているのですが

 4人で宿屋で過ごすのも問題ありますし 何か妙案は無いですか?」






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