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横田広域警察24時  作者: 魚河岸ボブ
第2章 頑張れ、新任捜査官
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お見舞い

「あ、マコ…!」


 病院にペコのお見舞いに来た。久しぶりに下番が待ち遠しい勤務だったけど、いい事があってという訳ではないので複雑な気分だ。

 

 ペコは腹部に被弾したものの奇跡的に急所を逸れていて、命に関わるようなダメージはなかったらしい。いやー、よかったよかった。しかし、元はといえばナタリー(女神)が余計な事を言い出したからだと考えるとイライラしてくる。後で説明してもらわねば。


「元気そうで良かったよ、良からぬことを考えてしまって焦った」

「心配してくれたの?ありがとー。マコに貰ったプレートキャリアのおかげで助かったよ。穴が開いちゃったけど」


 ペコの言葉はお世辞ではなく、心臓に直撃しそうな弾をプレートが止めたおかげで致命傷を負わずに済んだらしい。備えあれば憂いなしとは正にこのこと!ヤバかった…。


「プレキャリなんてまた買えばいいよ。今度は高いやつにしてみる?」

「さすがに自分で買うよ、悪いじゃん。今度はサイドアーマーもいるかなぁ」

 コロコロと笑っているペコを見ると、無事で良かったとつくづく思う。同期の殉職なんて耐えられないもんな。

「外科医の人が、脇腹の傷もあまり目立たなくなるから心配しなくていい、だってさ。あたしツイてるなー」

「それは良かった!傷って意外と気になるんだよね」

「他人に見られるような場所じゃないから、気にしなくてもいいんだけどね…あ」

ペコは顔を赤くしながら、フフっと笑った。恥ずかしいなら口にしなければいいのに。


 しばらく雑談で盛り上がった後、長居は体に障るからと切り上げることにした。

「じゃあ、早期回復を祈ってます」

「ありがとう。またね」


 とりあえずペコの顔を見て安心したので、次は女神の事情聴取だ。そういえばあいつ、未来を予想したり運命を操ったりできるんじゃなかったっけ…?

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