28話
「リリアン、実家に連絡しなくても良いのか」
「さっき、乗る前に連絡したわ」
「そうか」
さすがに、リリアンも慣れてきたのであろう。本来なら着陸してもおかしくない時間であるのだか普段ルルが使用している滑走路はボルムス家の専用の滑走路であるのだがそれ以上に機密の機体など格納庫に収まっている可能性がありそれは、ルルにも分からない機体もいるのでおいそれと着陸することが出来ないため普段使用してない滑走路を使用することとなった。この滑走路はルルが中等学校から生活するための屋敷にある滑走路なのだが月に数回しか使用しないため普段は滑走路のライトが付いておらずそのためその準備のため上空で待機しているのであった。エタ島にはたの滑走路もあるのだがどの滑走路も機密事項がありリリアンにも見せることが出来ないがためにこの滑走路が選択された。因みにリリアンの父は、空軍の実験機については詳しく知っているため数少ないこの島の滑走路を使用できる人物でもある。また、この島に立居ることが出来る人物は少なく多くのボルムス家の家臣はエタ島の北西に位置するニッタ島にある館で謁見することになる。この島には、迎賓館も存在している。
「そう言えば、ミミ父上にはリリアンのこと伝えてあるの?」
「はい、既に伝えてあります」
「それなら、あの館に今日は泊まるよ」
「そのように、お伝えしときます」
「よろしく」
ルルは、窓の外を見だした普段なら、ヒシ市内の夜景が見えているであろう時間だが今日は、一面雲の絨毯が広がっていた。リリアンは、ルルのその姿を横目にルルと同じように外の景色を見だした。すると、遠方の方で明るい地域があった。
「ルル様、着陸の準備ができたそうです」
「そか、降りよう」
ルルたちの機体は、滑走路に向けて降りて行った。
ーーーーーーーーー
離陸の際は何とか離陸できたが着陸する滑走路は、初等学校の滑走路よりも大きいため着陸はあっさりと着陸してしまった。ルルたちを乗せた機体は、そのまま滑走路脇に並んで立っている格納庫の一つに入って行った。その格納庫には様々な機体が駐機していたがどれも旧型機であった。
「初めてだなこの格納庫は」
ルルは、格納庫の中を見回していた。ルルは、この滑走路に降りたのも初めてであった。ルルの後を追うように降りて来たリリアンは、格納庫に駐機してある機体を見て驚いていた。
「すごい」
「リリアンどうしたんだ」
「この格納庫に駐機してある機体はどれも貴重だわ」
「そうなのか」
実際、ここに駐機されていた機体は今では希少な機体が多くコレクターが見れば欲しいと言い出すような機体ばかりであった。
「ホントにすごいわ」
「明日は、学校は休みだ見てみるか?ミミ見ても大丈夫か」
するとミミは頷きそれを確認したリリアンは、珍しく素直に「ええ」と返事をした
そう返事をした、リリアンは機体の方に掛けて行った。そのあとをリリアンの使用人がリリアンを注意しながら後を追掛けて行った。その光景を眺めていたのががルルは、ミミに声を掛けた。
「ミミ、南の方角で一部地域が赤い光が見えた、父上に伝えといてくれ」
「かしこまりました」
ミミは、そう返事をするとミミの部下に内容を伝えているようであった。ルルは、ミミの動きを確認した後、ルルはリリアンの方にゆっくりと歩いていった。




