27話
ルルはリリアンを引き連れて自身の機体に向っていた。とはいえルルの機体は入り口に非常に近い位置に駐機してあるため通常の雨ならほとんど濡れないのだが今日の天気では濡れるような雨量であった。しかし、ルルたちは雨具を来ていたこともあり濡れずに済んだのだが、ルルは自身の機体に何も躊躇なくそのまま乗機したのだがリリアンは少し困ったようであったがルルが急ぐように合図すると急いで乗機した。リリアンが乗るとミミが急いでドアを閉めた。
「お疲れ様です」
「ああ、疲れた」
「そうですね」
ミミはルルが雨具を脱いでいるとそれ手助けしていた。ルルが完全に雨具を脱ぎ終わるとルルはそのまま座席についてしまった。それにリリアンは、少し驚いていたのだがミミが「手伝いますよ」と声を掛けるとリリアンは、自身の格好を思い出したのか急いで雨具を脱ぐとそれをミミが回収していった。
「リリアン座れ」
そう言ってルルは、自身の座席の反対側を指さした。そこは、普段はミミが座っている座席の隣であった。
リリアンは、少し緊張しながらもその座席に座った。すると、機体は昨日より少し早いスピードで動き出した。
「やはり、残って居る機体が多いな」
ルルは、窓から外を眺めていたのだがそこには実際に多くの機体が駐機してあった。
「仕方ないです。このような天気であればほとんどの機体は、離陸できません」
いつの間にこちらに来ていたミミがルルの独り言にこたえた。その、向かい側ではリリアンか機内を見回していた。
「どうしたんだ。何か面白い物でもあったか?」
ルルは、リリアンの動きが面白かったようで少し笑いながらリリアンに聞いた。
「いいえ、うちの機体より豪華であったので」
「そんなに豪華か」
「ええ」
「そうなのか」
「ルル様、この機体の内装には、機体一機分近くの費用が掛かっています」
ミミの回答に驚いていたようでった実際ルルの機体は、機体のみで100億連邦ドルでさらにそこに内装の料金が掛かっているのであった。
「どんな内容なのか」
「私が記憶している内容ですと機内の革製品はすべて州内の高級店の職人が手掛けたもの木製製品も同様です」
「そうなのかそうなってくると着陸脚の強化もされているのか」
「はい」
リリアンは、金額の大きさに驚いてしまった。リリアンの実家がいくらボルムス家の重要施設があるため他の県よりは収入が多いとはいえこのような機体を簡単に買えるほどの資金力はないことはないが何とか買うことが出来るかどうか出会った。
「リリアン大丈夫か」
「ええ、驚きの方が大きかったものですから」
「でも、機体の金額は知っていたよな」
「知ってはいましたが、内装にかかっている金額の方が」
「確かにそうだな、そう言えば、忘れてた。ミミこちらはリリアンだ」
「お初にお目にかかります。ミミです」
「リリアン・アサです」
二人の自己紹介が合わると機体が加速を始めて機体が浮き上がった。




