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戦闘貴族  作者: yuyu


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21/30

21話

 テスト内容はそれほど難しい物でなく、内容はほとんど各家庭の家庭教師に初期の段階で教わるものであった。そしてルルからしてみれば非常に簡単なものでルル自身は既に中等部1年生までの内容は済ませてあったのだがルルの唯一の苦手な内容は、体育関連で今現在のルルの体力は、同年代の少年からしてみれば多い方であったのだがこの学校では、後ろから数えた方が良い体力であった。そして体育に関してのテストが三限目に行われる予定であった。

 今は、昼休みでありルルは昼食はどうしようかと考えているところであった。すると、リリアンが声を掛けてきた。


「ボルムス上級曹長、少しお時間良いですか」

「良いぞ、どこで話す」

「貸出個室でもいいですか」

「そこで話そう、予約は取ってあるのか」

「はい」


そう言って二人は教室から出て行った。その二人の光景を見て一部の生徒は噂話を始めた。

二人は、そのまま校舎を出て行った。そして二人が向った個室はそれほど離れているわけではなく徒歩で5分ほどであったため馬でなく徒歩で向かった。

リリアンが借りた個室は入学式に説明された部屋でありその部屋は申請を行えば誰でも借りることが出来る部屋でありこの棟には食堂が併設されているので追加料金が掛かるが部屋まで持ってきてくれる仕様となっていた。

ーーー


結局、個室がまとめられている棟まで終始無言であった。そして二人が向った校舎は非常に混んでいた。それもそうであろうこの校舎は、2年の校舎からも非常に近くそして1階は食堂にもなっているため多くの生徒が集まるのであった。しかし、ルルがその校舎に立ち入るとにぎわっていたのだがいきなり静かになり通路の中央を開けるように道が出来て行った。そしてその道をルルは気にせず進んでいったのだが昨日とは異なりリリアンは借りてきた猫の様になっていた。そんな、リリアンを気にせずどんどん進んでいき二階に上がると一気に人数が減った。


「部屋はどこだ」

「はい、えっとここの部屋です」


リリアンは、少し奥に向って歩き出してから、自身の電子端発に表示された番号と確認してからその電子端末をドアノブに押し当てると鍵が開いた音がした。

二人は、そのまま部屋に入って行った。

部屋の中は、狭いとルルは感じてしまったがそれは仕方ないものであった。部屋の中央に置いてあった机は、昨日生徒会棟の会議室で見たものと同じであったのだが椅子の後ろの空間が会議室より狭かったためであった。しかしその隙間も大人二人が横並びになっても余裕があるとどの空間ではあった。

 ルルがソファーに座るとリリアンも同様に向かい側に座った。


「昼食はどうしますか」

「なんでも構いません」

「では、パスタを注文しておきます」

「はい、それで話とは何ですか」


ルルがそう聞くとリリアンは手にしていたカバンから赤色に黒で縁取りされた腕章を取り出した。それをルルの方に差し出してきた。


「これは」

「生徒会の腕章です」

「生徒会の?」

「はい」


リリアンの左腕には、赤ではなく緑色であったがほぼ同じような腕章が付いていた。


「お前のは、風紀委員のか」

「はい、そしてこの腕章は副会長から今朝受け取りました」

「わかった」

「この腕章は、校内では常に付けておくようにとのことです」

「わかった」


実際、朝見たクリームヒルトの腕にはルルと同じ腕章が付いていた。リリアンから腕章を受け取ったルルは、その腕章を腕に付けた。その後は無言の空間が続きその空間はこの部屋を退出するまで続いた。

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