16話
ルルたちが空港に到着した時に空港にはルルたちの機体と教員の機体が数機残っているだけであった。
そしてそこには、階段が出ていた状態で建物から最も近い場所にルル機体が駐機しておりその横には、クリームヒルトの専用機も駐機していた。因みに朝使用した機体はルルの専用機でクリームヒルトの機体もルルと同様に黒い機体であったのだが機体側面に白いラインが引いてあった。
「遅くなりましたね」
「そうね。そろそろ本来なら夕食の時間ね」
「はい」
ルルはルルたちが空港に来ていたことをどうして知っていたのかわからなかった。実際にはルルが生徒会棟に向っている際に確認していたカメラらしきものは実際は初等学校生徒全員に配布されている電子端末の位置を観測するものでルルたちが向ってることをこの装置で確認していた。
「お帰りなさいませ」
「ただいま。ミミ」
ミミはルルの専属の使用人で去年大学まで一応卒業しているのだが。ミミはルルが独り歩きを始めたころからの使用人でありルルのことに関してはボルムス家の中では最も知っている人物であった。同様の光景がクリームヒルトのほうでも行われていた。
「ミミ。姉上はどちらの機体で帰るの?」
「自身の機体で帰られると思います」
「了解、じゃあ出発しよう」
ルルが乗り込むと朝のようにドアが閉まって機体が動き出した。クリームヒルトの機体も同様に動き出したのだがクリームヒルトの方がタッチの差で早かったようで既に誘導路を進んでいた。
「姉上の機体はスピードが速いね」
「はい、クリームヒルトさまの機体のパイロットはここの空港に慣れていますが、ルル様のパイロットは訓練で来ていますが手で数えれるほどしか来ていませんからその差が出たかと」
「そう言うことね。」
「はい、しばらくしたらパイロットも慣れてくると思います」
そう言ってミミはルルの前の座席に座っていた。本来使用人は、機体にある使用人の控室にいるのだがミミはルルとの付き合いが長くそのためミミはルルの前の席か横に移動の際には着席していた。
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クリームヒルトの機体ではクリームヒルトが溶けそうない勢いで横になっていた。
「クリームヒルトさま、そのままですと制服にしわが出来てしまいますよ」
クリームヒルトの専属の使用人であるルビアンがやんわりとクリームヒルトに注意していた。
「良いじゃな。今日は一日中立って仕事してたのだから」
「それでのです」
クリームヒルトの使用人であるルビアンもミミと同様にクリームヒルトに長年使えていることもありクリームヒルトの扱いにも扱いにも慣れている。そして、クリームヒルトもルビアンがこうやって言い始めたら何も聞かないことを知っているため諦めて姿勢を正した。
「それにしても、だいぶんお疲れのよで。」
「それもそうよ。朝から生徒会の役職で風紀委員の仕事で校内を歩き回って入学式が終われば各方面の有力者との話が合って止めが新しい風紀委員に仕事内容の説明多すぎよ」
「それは、お疲れ様です」
「そう言ってるルビアンだって元は私と同じ役職をやってたでしょ」
「はい、やっていましたがクリームヒルト様とは異なり各方面の有力者との話はなかったのでだいぶん楽でした」
「そうかー」
そう言ってクリームヒルトは外を見だした眼下にはボルムス家最大の都市のヒシ市街が広がっており非常に明るかった。




