第一章 4 『ようやく休息』
物語はついに恐怖の核心へと近づきます。サウナで起きた不可解な出来事。防犯カメラには何が映っていたのか?そして、彼らを待ち受ける運命とは……。手に汗握る第四章をご覧ください。
彼らは足に薬を塗りに行った。施設の救護室に着くと、管理人は軟膏を取り出し、みんなに渡した。各自が薬を絞り出し、肌に塗り始めた。最もひどい火傷を負ったのはドミトリーとアレクセイだったため、二人は非常に念入りかつ慎重に処置を始めた。
「うわっ、めちゃくちゃ痛い!」とアレクセイが言った。
「全くだ、痛いなんてもんじゃない」と、ドミトリーは苦痛に満ちた声で言った。
全員が足に薬を塗り終えた後、ドミトリーが言った。
「よし、管理人さん、カメラを見に行きましょう」
彼らはカメラの場所へ向かった。モニター室に着くと、管理人はノートパソコンのパスワードを入力してソフトを起動し、彼らがサウナに入ったちょうど50分前まで映像を巻き戻した。20分間、早送りで映像を確認したが、何も見つからなかった。そして、彼らが外に出ようとしたがドアが開かなかった時間帯に差し掛かった。変わった様子は何も見られず、ただ友人たちがドアを蹴り破ろうとした際の衝撃でドアがたわんでいる様子だけが映っていた。誰もが誰かしらの姿が映ることを期待していたが、画面には誰もいなかった。
電気が消えた時、暗くなったのはサウナの室内だけだった。これは奇妙に思えた。管理人が言った。
「こんなはずはありません。もし電気が落ちたなら、ここも消えるはずです。サウナ専用の独立したセンサーなどないのですから」
ドミトリーが提案した。
「じゃあ、配電盤をチェックしてみませんか?」
管理人は同意した。
サウナの専門家であり電気にも詳しいアルチョムと、管理人を連れてドミトリーは向かった。鉄の扉を開けて配電盤室に入り、明かりをつけたが、そこには何の異常もなかった。アルチョムは赤、青、緑、白のすべての配線を念入りに調べたが、どこも正常だった。
仲間たちがサウナの敷地を出ると、ドミトリーが言った。
「みんな、帰ろうぜ。明日はバーに行って、このしんどい一日の後に一杯飲もう。ニコライにはジュースを買ってやるよ」
ミハイルが答えた。
「ああ、俺はもう寝たい。でも、タクシーを呼ぶのはお前だぞ」
ドミトリーは疲れた声で返事をした。
「分かったよ、俺が払う。全員家まで送ってもらうさ」
マンションに着くと、ドミトリーは友人たちに別れを告げてタクシーを降りた。エレベーターで55階に上がり、219号室の自分の部屋に入って明かりをつけた。彼は顔を洗いに行き、風呂のお湯を沸かし始めた。お湯がたまると、ドミトリーはシャワーを浴びながら考えを巡らせた。「最初はすごく楽しかったけど、最後は本当に恐ろしかった。ドアが開かなくなった時は、マジで恐怖で死ぬかと思った。一番怖かったのは電気が消えた瞬間だ。でも、助かるためにパニックを起こさず、適任である俺たちのレーハに頼んだのは正解だった」
シャワーの後、ドミトリーは体を拭き、寝巻きを着てベッドに横たわると、あっという間に眠りに落ちた。
読んでいただきありがとうございます!不思議な事件は未解決のままですが、冒険はこれからが本番です。このストーリーを気に入っていただけましたか?ぜひ、評価をお願いします!また、感想やコメントを書いていただけると、次章を書くための大きな励みになります。皆さんのご意見をお待ちしています!




