日記7 一つ一つ賢明に
「ガチャ」
ドアを開けたけど…うぅ、やっぱり外はいやだよぉ。
「…だれも……いないよね?」
少し開けて見てるけど…大丈夫そうだね。
「よし…いける!」
行けた! 行けたよ! りんくんのお家に行けた!
「は…早く開けてとろう!」
や…やばい!
き…緊張しすぎてカギが開けられない!
「や…やばい…ど…どうしよう……!」
め…目がうるんできた…だ…大丈夫……落ち着いてやれば大丈夫だから……!!
「ガチャ」
「い…いけた!」
よし…できた! は…早く中に入ろう!
「ふ…ふぅ〜………」
はぁ〜〜……ダメ…なみだ出てきた。
うぅ…足も力入らないよぉ。
「…ぽ…ポテトサラダ……取りに行かないと……!!」
も…もうちょっと……もうちょっとだ!
りんくんのお家…変わってないから、冷蔵庫の場所も同じなはず……。
「あ…あった!」
キッチンだ! 冷蔵庫もある!!
大丈夫…中を開けて、ポテトサラダを取るだけだから……!
「あ…あった! やった!! あった!!!」
あとはお家に戻るだけ! 大丈夫…私ならいける!
「ガチャ」
…誰もいない。休日だから、人は多いのに…今なら大丈夫かも!
「ブゥゥゥゥン!!」
「ひぃぃ!!」
く…車!? だ…大丈夫…いくは……え? 目の前に止まって……
「宅配便でーす!!」
「ひぇあぁ!!」
「どうされました?」
「えっ…あのっ…宅配…頼んでない…です……」
「あれ? ですが、高木さんのご住所はここだと書いてあるのですが…」
高木…あっ、りんくんの苗字だ……
「えっと…あの…た…高木です!!」
「あぁ、高木さんですね。では、こちらは宅配物です。ご確認をした後、サインをお願いしてもよろしいでしょうか?」
「は…はい!!」
「お元気ですね」
「あ…ありが…ありがとう…ございます……」
あぁぁ…は…早く書こう!
「か…書けました………」
「ありがとうございます!! では、こちらをどうぞ」
「あ…はい………」
「ありがとうございました!! またのご利用、お待ちしております!!!」
あ…まぶしい、溶けそうなぐらいまぶしいよ……
「…あっ……と…とりあえず、荷物を……」
荷物も玄関に置いた…よし、今度こそ……!
「ガチャ」
だ…誰もいない…よね? いや、もう思い切ってダッシュで行こう!!
「フンッ!!」
出た! 外出たよ!!
よし…カギを閉めて……閉まった!!!
「だっ…ダッシュー!!!!」
い…いえに!
「ガチャ…バン!!」
「ハァ…ハァ……い…かえって…これ…た………!!」
「おかえり〜」
り…りんくんの声だ……あれ…体がおもく………
「り…りんく〜〜ん!!!」
「うぉ、どうしたんだ?」
「私…わたしがんばったよ〜〜〜!!!!」




