日記37 悪いこと
「ただいま〜」
あれ…返事がない? 誰もいないのか…
「とりあえず、着替えよう」
瑠璃に会って、汗臭いとか言われたら嫌だし。シャワー…浴びてからでいいかな。
「ガチャ」
…え? 俺のベッド…ふくらんでね?
「すげぇ…めっちゃ空気含んでるー」
ふかふかベッドじゃん。これは寝る時楽しみだな。
「シャワー浴びてこよ〜」
ついでに体を洗って、さっぱりしてこよ〜っと。
〜少しして〜
「ふ〜…」
気分が上がるな〜。
「さて…瑠璃は自分の家にいるのか?」
バスタオルが干してあったし、多分風呂に入ったんだろうな。
「……ん?」
今思ったけど…朝の瑠璃の状態を考えたら、家に戻ってる気がしないんだけど…
「…じゃあ、どこに……?」
…俺、朝にベッドを整えなかった…よな……?
「……え?」
自室に行こう。かくれんぼは苦手だし。
〜ちょっとして〜
「ガチャ」
…まだふくらんでる。
そして…よく見たら、奥の方に髪が少し出てる…
「…瑠璃ー、起きてくれー」
「…」
「…瑠璃ー…毛布めくるぞー」
「バサッ」
「……は?」
え…え………ん…?
「…ん……まぶ…しぃ………よぉ……」
いた…瑠璃はいた。いたのはいいけど…
「…瑠璃……?」
「…ん…あぁ、りんくんだぁ〜…おはよぉ……!」
「あの…さ。訊きたいことがあるんだけど……」
「ん〜…なぁに〜……?」
「なんで…俺の服を着てるんだ?」
俺のパーカー…しかも、結構気に入ってるやつ…どっからだした?
「……あ〜、これぇ…? これね〜…りんくんのクローゼットをあけたらでてきたの〜!」
「うん…部屋のクローゼットに入れたからな…じゃなくて、なんでそれなんだ?」
「だってぇ…りんくんが、いえのをつかっていい、っていってくれたから〜!」
「言った…言ったけど……俺のは…さすがに……」
サイズが合わなすぎる…それに…
「…瑠璃、ズボンは?」
「ん〜…はいてる…う?」
「……ズボンは?」
「……ねてたら…ぬげて…た………」
「…はぁ……」
これは……まあ…うん。
「…瑠璃、ズボンをはいたら床に座れ」
「え…なんで……」
「座れ」
「は…はい!!」
すごい複雑なんだけど…
「…」
見てられん。俺も恥ずかしい。
「あ…あのぉ…は…はい…はきま…した……」
「じゃあ、座って」
「は…はい!」
でも…これに関しては、瑠璃が悪い。
「瑠璃ー…今から、説教を始めるぞ」
「……へ?」




