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日記35 部活

「おーし、かも〜ん!」


 あ…啓真(けいま)が呼んでる。休憩したからかな…ちょっと疲労感があるな。


「今日は7人もいるのか〜…いいな! にぎわってる感じだし、始めるぞー! まずは体操からー!」


〜ちょっとして〜


「うーし…終わったな。じゃあ、顧問が来るまで自由時間〜」

「わかりましたー」


 お…みんな各自で練習してる。真面目な人が多そう。


「おーい、鷹凛(おうりん)〜」


 あ、啓真と篠原(しのはら)が来た。


「来るまで相手してくれよ」

「無理。俺は覚えてない」

「真似するだけだって」

「…悪いけど、俺に合わせてもらうぞ」

「それはな。教えるし」

「じゃあ、やる」


 組手だよな。体動くかな〜?


「私は見ておくね〜」

「わかったぞー」


…あれ? なんか嫌な予感が…


「鷹凛、やるぞ」

「…はい」


 啓真…やる気じゃん。なら、迷惑がかからないように俺も真面目にやろう。


〜ちょっとして〜


「鷹凛、力抜いて」

「はい…」

「今、攻めて」

「はい!」


「ダン!」


「はい、胴あいた」

「はい!」


 やばい…啓真の圧が…


「足使える」

「はい!」

「戻して」

「はい!」


 こいつ…できるギリギリを知ってる…俺の調子に合わせてるし、余計に疲れる…!


「…おし、終わり」

「…ハァ…ハァ…あ…ありがとう……」

「鷹凛、思ったより体力あるじゃん」

「…ハァ…まあ……外には…でてる…し…」


 これでも減ったほうなんだけどな…坂道無理だし。


「2人とも〜、おつかれ~」

宇良(うら)、おつ〜」

「うん…お疲れ……」


 しんど…ダメだ、疲れがでてる。


「珍しい…高木(たかぎ)くんがヘトヘトじゃん」

「啓真…に…いじめられた…から…」

「組手とっただけー」

「…ハァ…お前…ひでぇ……」

「あはは、啓真のいじわる〜」

「いつもこんなだよ〜」


 疲れた…水…あと、メモを…


「…はぁ。あー…疲れた」

「ポイント覚えてるー?」

「覚えてるー…」

「…高木くん、なにしてるの?」

「これ? メモ」

「えっ…真面目だね…!」

「そうなんだよ。こいつ、こうやってマメなのに、ぜんぜん部活にこないんだぜ?」

「今できる中での欠点を教えてくれたんだよ。改善できるならラッキーじゃん」

「へ〜…やる気あるね」

「そりゃどうも」


 ひさしぶりにやったからかな…全部がダメだったんだけど。


「…うし、メモ終わり。それで、顧問は?」

(はやて)がきてないから、まだじゃない?」

「授業中か…」


 長いな〜…何回かやったのに…来る前にバテそうなんだけど。


「…じゃあ、もう一回…」

「ちょっ、もう無理。動けなくなる」

「でもな〜…1年近くの練習量がのこってるし…」

「お前…ブランクを今日で取り戻させようと…?」

「ビンゴー」


 ウソだろ…さすがに、体が持たないって。


「…今日じゃないとだめ?」

「期末も終わってるし、もう12月だそ?」

「…定期的に来るから」

「ん〜…じゃあさ、始めは週2からでどうよ?」

「…わかった。行けるようにするよ」

「宇良ー、聞いたよな?」

「きいたよ〜」


 あれ…脅されてる? べつにいっか、楽しいし。


「ガラガラ」


「お疲れ〜…って、鷹凛じゃん!」

「あれ…颯?」

「うわ〜、嬉し〜! 何か新鮮…って鷹凛、疲れてんね」

「うん…ちゃんと練習してるし」

「流石だね〜」


 颯が来たってことは…


「ガラガラ」


「おー…やってるか〜?」


 顧問だ…相変わらず、授業中と変わんないな。


「…お? 高木もいるのか」

「はい…お疲れさまです」

「そうか。まあ、頑張れよ」

「はい」


 顧問来たし…こっから本番か〜…もう疲れたんだけど。


「うーっし…全員、始めるぞー」


 楽な練習でありますように…!

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