日記31 よくばり
「へ、あ、ら、り…ふぁ!?」
り…りんくんが倒れた!!
ねちゃった!!??
「り…りり、りんくん!?」
「すぅ…すぅ…」
「りんくん…」
ねてる…ひさしぶりだなぁ、りんくんがねてるのを見るの。
「…毛布をかけよう…!」
毛布を持ってきて…まくらも!
「りんくん! 持ってきたよ!」
「…すぅ…すぅ…」
そうだ…ねてるから、動いてくれないや…
「…りんくん、あたま、上げられる?」
「…すぅ…すぅ…」
反応がない…じゅくすいだ!
「…りんくん…」
毛布を先にかけよう…あれ? 手がでておさまらない…
「…りんくんの手、でかいね」
手を合わせてみたら、私のよりもめっちゃでかいや…大人だぁ。
「…えへへぇ、かっこいいね」
起きてたら、はずかしくてあまり口に出せないもんね〜。
今ならいっぱい言えちゃうし〜、お手ても合わせたりもできちゃうも〜ん。
「…はっ!?」
もしかして、りんくんにギュッとしてもらえるんじゃ…!
「…お、おじゃま…しま…す…」
すごい…あったかい。顔も近くて…
「…ひゅっ!」
だ…ダメ! なんだかはずかしくなってきた!!
「で…でよう……」
ダメだ…私には、たえられない…!
「ドスッ」
「…ん……」
「ひゅぁ!?」
ひじがあたって…それに! い…今、りんくんから声が…!!
「……ぁれ? る…り…?」
「ち…あっ、りんくん! えっと、あの!!」
お…起きちゃった!! やばい!! 怒られる…!!!
「り…りんくん…!!」
「…るりか…なんだ……」
「へぇ…?」
「…ゆかじゃん。ベッド…」
「あっ!? ベッド、こっち!」
「おー…ありがと……」
りんくんがベッドに…ねころんじゃった。
「…るり…は、ねない…のか?」
「わ、私は…まだ、ねむくないかな〜…」
「…ねれないのか?」
「ね、ねれないわけじゃ…そもそも、ここはりんくんの部屋だし……」
「…ん」
「…へ?」
え、毛布広げて…へ??
「ここにある…ぞ」
「…へぇ……???」
「ここで…ねなよ」
わた…し、りんくんの…へぁ!!!???
「……お……おじゃま…し………ま…す……」
「おー…」
り…りんくんのベッドで…いっしょにぃ……!!!???
「…ねにくい?」
「だ…大丈夫…です!!」
「わーっ…」
わかったって言い切れてないよ…
「…」
ね…ねむれない!! ドキドキしてねむれないよ!!!
「…ずるい………!」
でも、うれしい…! うれしいけど…!!
「……はずかしぃ…………」




