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日記25 音のソリティア

 これで終わりか…よし。


「準備終わったな」


 ちゃんと体操服も入れた。宿題は…金曜だし、今日はいいや。


「ドタンッ!!」


 えっ、なに!? めっちゃ大きい音聞こえたけど!?


「…瑠璃(るり)…!?」


 なにが起きたんだ!? リビングか!?


「瑠璃!!」


 部屋に入ったけど…ん?


「ウィィィィン!」


 ロボット掃除機が動いてて…


「ひぃぃ……」


 瑠璃が隅にうずくまってる……


「…瑠璃?」

「り…りり…りんくん……あ…あぁ……!!」

「…なるほどな」


 とりあえず、瑠璃を起こすか。


「立てる?」

「たて…うぅ…りんく〜ん!!!」

「うおっ」


 抱きつくまではいけるか…で、次はロボット掃除機ね。


「音声認識あったよな…スマホっと」


 アプリに繋げて…


「省エネモードで」


「ウィィ…ウィー」


 音が収まったな。

 それで…この惨事をどうするか。


「…で、なにがあったか言えるか?」

「あ…あのね……わたし…おかし、とろうとして…うぅ…それでぇ……!」

「それで?」

「グスッ……そしたらぁ…あれが…きゅうにうごいてぇ…!!!」

「充電完了したんだな」

「うん…きゅうに、ごぉぉって! それでおどろいてぇ…わたし、こけたのぉ……!!」

「モノマネは大丈夫だそ」

「おとがおおきかったのぉ〜〜!!!」


 泣き出した…でも、これはびっくりはするか。耳が痛くなるぐらい音がエグかったしな。


「おー、そっか。とりあえず、音はちっさくしたぞ」

「ありがとぉ……!」


 さてと…怪我はないみたいだし、もういっか。


「ほら、お菓子はいらないのか? このままいたら、夜ご飯の時間になるぞ」

「…たべるぅ…たべたいよ〜……!!」

「じゃあ、お菓子を選ぼうぜ」


 キッチンの引き戸にっと…


「ガラガラ」


 あっ、意外と入ってたな。


「なにがいい?」

「…いっぱいあるね…!」

「量は少ない方がいいし…アメにする?」

「チョコがいいな…」

「瑠璃の家に置いてったんだけど…じゃあ、このチョコビスケットにしようぜ」

「うん! やったぁ!!」


 うし、決まったな。


「瑠璃、部屋に戻ろうぜ」

「…あのそうじきは?」

「自動だから、勝手にもとに戻るよ」

「そうなんだ…!」


 目を輝かしてるけど…なにを考えてるんだか。


「部屋でなにする?」

「えっと…トランプとかある?」

「…あぁ、ある」


 そういえば、トランプあったな…ひさしぶりに瑠璃とやるか。


「それやりたい!」

「わかった」


 夜まで遊ぶか。

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