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日記23 開ける勇気

「ガチャ」


「お…おじゃましまぁす……」

「…入らないの?」

「は、入るよ!」


 家に入ったし、カギかけていいでしょ。


「ガチャ」


「…ん? 瑠璃(るり)、どうした?」

「りんくんのお母さん…いないの?」

「いないよ。帰ってくるのは夜じゃないかな? それがどうしたんだ?」

「いつも家にいると思ってた…」


 瑠璃が起きてる時は夜だもんな。そりゃ、母さんは家にいるよ。


「…帰ってくる時間を訊こうか?」

「だ…大丈夫だよ! 用があるわけじゃないからね!」

「わかった」


 あれ…スマホどこ入れたっけ。

 カバン…あった。


「…ん? 母さんから連絡来てる」


 昨日届いた荷物を開けて起動しといて…え、起動? どゆこと??


「…りんくん、どうしたの?」

「え? ああ、大丈夫。ほら、とりあえずリビングに行こうぜ」

「わかった!」


 荷物…開ければわかるか。

 でも、今は瑠璃がいるし、帰ってから……


「ねえ、りんくん。あれなぁに?」

「あれって…?」


…テレビの横に段ボールがあるのだが。しかも、昨日届いた段ボールだし。


「……昨日、瑠璃が受け取ってくれたやつ」

「そうなんだ! あれ、めちゃくちゃ重かったよ!」

「うん、知ってる。玄関に置きっぱで、そこからリビングに運ぶときに持ったからな」

「中身…なんなんだろう…?」

「…気になる?」

「き、気になる!」

「わかった。開けてって言われてたから、一緒に開けよう」

「ほんと!? やったぁ!!」


 正直、俺も中身が気になったしな。


「カッター準備オッケー」

「オッケー!」

「スペース確保オッケー」

「オッケー!!」

「じゃあ、開けるぞ」

「うん!!!」


 なにが入ってるのか…え?


「ロボット…掃除機……?」

「すご〜い! お皿みたーい!!」


 なんで…いや、いつ?


「…とりあえず、起動するか」


 あとで訊こう。なんとなく予想はつくけど。


「えっと…カクカクシカジカで…できた」


 あとは充電できれば使えるな。


「りんくん、動くようになった!?」

「いや、あとは充電だけだ。時間が経てば自動で動くよ」

「そうなんだね!」


 さて…頼まれたものは終わったな。


「瑠璃、じゃあ俺の部屋行くか」

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