表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/31

日記22 10歩分

「ぶぅぇ〜……」


 おっ、落ち着いてきたな。


瑠璃(るり)、おはよう」

「…グスッ…りんくん…おはよぉ……」


 やっと言葉が通じたな…まじでなにがあったんだ?


「…とりあえず、下おりようぜ」

「…うん……わかった」


 夢…いや、さびしかったと言ったからな。それじゃないかも。


「はい、水」

「ありがとぉ」


…あれ?


「瑠璃、髪くくったままじゃん。寝る時に外さなかったのか?」

「んー? これはぁ…わすれてたぁ」

「そっか」


 母さんがやったんだろうな。いつもと違うし、このくくり方を知らないし。


「…似合ってるじゃん」

「えへへ…ありがとぉ」


 やっぱ、こういうのは知ったほうがいいよなー…頼まれたらやるか。


「さてと…瑠璃、さびしかったって、なにかあったのか?」

「…えっと…それは……」

「…怖い?」

「そ…そうじゃないよ! ただ…さびしかった…だけ……です…」


 言いたくない…って感じじゃないよな。


「…わかった」

「あっ…あのね!」

「ん?」

「私…仕事! 早く終わったから…えっと…今日の分は終わったから…休み…で……」

「えっ、すごいじゃん。よかったな」

「え…えへへぇ……あっ、それで! あの…りんくんのお家に…遊びに行きたいなって……!!」

「俺の家に?」

「そ…そう! で、でも! りんくんがいやなら、大丈夫だよ!!」

「ん〜…俺の家な〜」


 べつにいいけど……


「…なんにもないよ?」

「そ…それでも行きたい!!」

「わかった。じゃあ、準備しなよ」

「う…うん! やった! わかった!!」


 ルンルンで2階に上がってったな。


「……家ねぇ…」


 こう改めて遊びに来るのはひさしぶりだな。中学以来かな?

 たしか、あの時は……


「…やめだ」


 ひさしぶりではあるか。部屋は掃除してあるし、大丈夫っしょ。


「りんくーん! 準備できたよ!!」

「わざわざ外着に着替えたんだな」

「外に出るからね!」


 隣だから、多分10歩ぐらいだけどな。


「じゃあ、行くか」

「いえ〜い!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ