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蔦  作者: 火鳥 らひす
1章;柚
26/45

25、夜市場。

お久しぶりになってしまってすみません。


これからはせめて、元の更新率へ……

宿屋に戻ると、すでにジルは宿屋に戻っていて、柚を見るなり目を細めた。

「えー。ユズちゃんは、胸元のチラ見えがチャームポイントだったのにい。」

そのジルに、いち早く対応したのはロージアで、ジルの顔すれすれにロージアの拳が空を切った。

シュッという音と共に、ジルの長い髪が乱れた。


「いや、……じょ、冗談だって。」

とは言え、目が本気なロージアにジルも笑ってなどいられなかった。

「ふぉ、二人とも……。 ロージアも、ジルは冗談だって言ってるし。」

柚が割って入ると、

「ああ、ごめん。」

とりあえずロージアも落ち着いたようだった。



「あっ、えーとさ、ユズちゃんのっ!?」

話題を変えようとしたジルだったが、柚の名前を出した途端、ロージアにキッと睨み付けられ、言葉が詰まった。

けれど、そのままビクつきながらもジルは続ける。

「えっと、時間無くってさ、だから聞いてっ。つけまつ毛。今晩の 夜市場(ナイトバザール) に出せることになったんだ。」

「うそっ!! ありがとう!ジル。」

途端に喜ぶ柚に、だから時間が無いのだと、それからの3人は慌ただしかった。




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