表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/20

第二章 迷いの国 Ⅸ

                 〈第二章 迷いの国 Ⅸ 〉

 「さぁな。伝説上の存在ってことにしとこう」

 最後は投げやりな感じだった。

馬車の音がしてムネパレットが議会から戻ってきた。だいぶ早くに終わったらしい。

後頭部の席には何やら大きな荷物を積んでいた。買い出しにでも行っていたの

だろう。

 「やぁ、カローナ来ていたのか! 元気そうじゃな‥‥‥」

 ムネパレットが笑顔で手を振って言い放った。

 「ムネパレットこそ元気そうね」カローナが笑顔で答えた。

 「フフフ‥‥‥相変わらずじゃ」

 話しているうちに、だんだんと街灯の光が暗くなってきた。

 気付けば街は静間に返っていた。見渡す限り、立ち並ぶ家の明かりが外の地面を照らしていた。

 「もうこんな時間! 明日学校なんだった! もう帰らなくちゃ。またねムネパレット、スンケル、それにスコット!」

カローナは走り出して帰って行った。

 「明日、寝坊すんなよー!」スンケルが口に手を添えて叫んだ。

 「‥‥‥もうこんな時間か。本当にすまんなスコット。話は明日じゃ。

スンケル‥‥‥すまんが、スコットを一晩止めてやってくれないか?」

 ムネパレットが尋ねた。

 「えぇ、構いませんよ」スンケルが鍬を片づけ出した。

 「スコット! 手洗って机で待ってな。食事用意するからよー」

 スコットは土まみれの手を近くにあった水が入った桶で洗った。

 「分かりました。では、ムネパレットさん今日はありがとうございました」

 スコットが言った。

 「うむ。何もしてやれんで申し訳ない‥‥‥また明日! 良い日を!」

 ムネパレットが軽く手を振って馬車に戻って去っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ