第百九十一話『本来あるべき姿にゃん』
第百九十一話『本来あるべき姿にゃん』
《熱ぅい思いは自分の弱点をも克服するのにゃん》
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「にゃもんで」
『あっつあっつの、
ホットワンタン麺』
「にゃるもんを、
一杯おくれ、にゃん」
「えっ?」
『ネコ舌』
「なのにぃ?」
「何事もチャレンジにゃ。
ウチ」
『グルメネコ』
「にゃもんで」
「なぁんとも、
威勢のいいネコなのわん。
んならはりきって、
ご要望に、
お応え……したいのはやまやま、
なんだけどね。
ごめぇん」
『あきらめて、なぁのわん』
「にゃあんで?」
「だぁって、アタシんとこ」
『冷やし中華』
「専門店なんだもん」
「にゃ、にゃんと!
久々の衝撃的発言にゃん!」
「んだからぁ。
いうまでもないよね?
これ一本で勝負してるのわぁん」
「——あのにゃあ。
『ここまで、
お話を引っ張っといて、
んれはにゃいんじゃにゃあい?』
と文句の一つもいいたいところ、
にゃのにゃけれどもぉ。
そこはそれ。
二百年も生きている、
美少女ネコにゃもんで、
『ここはガマンガマン』と、
グッ、とこらえて、
にゃけじゃにゃくって、
百歩も千歩も、
ゆずってしまう大らかさまで、
発揮せずには、
いられにゃいのにゃん——
んにゃら、
それでいいのにゃん」
「うわわわぁん!
——想像をはるかに超えた、
きっぷのいい、
『お客さまネコ』
なのわぁん——』
『毎度ありぃっ! なぁのわぁん!』
《今日も克服しにゃいで、お話の続きを始めるのにゃん》
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「ということはにゃ」
『珍しく』
「がにゃければ、
ウチがやっていたこと、
って、
ミーにゃんがやっていたこと、
にゃんよ。
つまりにゃ」
『本来あるべき姿』
「に戻るのにすぎにゃいんよ。
にゃもんで……」
『張り切って、
いってみようにゃん!』
《ここまで背中を押したもんで、つづくのにゃん》




