第百七十話『「計算」に挑んでみようにゃん』
第百七十話『「計算」に挑んでみようにゃん』
《タイトルを見た瞬間、思わず、ひるんでしまったのにゃん》
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「——思い当たるふし、が、
『アリアリ』にゃん。
さては——
ミーにゃん!」
「うわん!」
「いつにゃ?
いつウチに」
『お酒』
「にゃあんて、
飲ませたのにゃん?」
「——あぁあ。
バレちゃったのわん。
いいわけすんのもめんどいから、
このままあやまって、
……ああでもなぁ。
必ずしも、
アタシが悪い、ってわけじゃあ、
……しょうがない。
めんどくても一応、
真相みたいなもんを、
ぶちまけてみるのわぁん——
んなの、飲ませるつもりなんて、
これっぽっちもなかったのわん。
……ひっく。
木樽にしまっておいた」
『おいしい木の実のジュース』
「が、こともあろうに、
アタシの許しも受けずに、
勝手にグレて、
勝手に発酵、
なんぞやらかしてしまった、
ただそれだけなのわぁん。
……ひっく。
なもんで」
『はい。
これ、とぉってものても、に、
おいしいのわぁん』
「と悪気なく……ううん。
なぁんも気がつかずに」
『うやうやしく差し出した』
「純粋無垢でもって、
可憐なアタシには、
なぁんの罪もないのわぁん。
……ひっく」
「にゃあんでまた、
お顔が、
んにゃにも真っ赤っ赤にゃん?」
《ともあれ書いたからには、タイトル通りに始めようにゃん》
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「ミーにゃん!」
「——ちっ。
っと舌打ちしたくなるくらい、
マジでやる気なのわん——
……はい、なのわん」
「イオラにゃん!」
「——やれやれ。
ワタシまで、
巻き添えを食わなきゃ、
いけないなんて。
同じ食うのなら、
ケーキのほうがよっぽど、
……まぁいいわ。
子どもたちにつき合うのも、
れっきとした親の務め。
ならばここは、
お顔は笑って、心は泣いて——
……はい」
《やる気のにゃい生徒? ……つづくのにゃん》




