第百五十話『んれでも最後はミストにゃん』
第百五十話『んれでも最後はミストにゃん』
《ミリアにゃんを、すたこらさっさ、させるのにゃん》
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「ミストさん。
未来を創造するにもまた」
『愛』
「という、
『不可思議』で、かつ、
『不確定』な要素が、
『不可欠』
なのですよ。
これら、
『愛』と三つの『不』の存在により、
ミストさんにかぎらず、
誰の思いどおりにも」
「あら。なんてことかしら。
よりにもよって、
ミムカがミロネと、
イチャイチャするなんて」
ががぁん!
「——って心に衝撃を受けたにせよ、
なんせ今は非常事態。
めまいを起こすほど、
頭を、くらくらっ、と、
させてる場合でも、
『んなアホなぁ!』
ってミーナさんのマネを、
心ひそかに楽しんでいる場合でも、
ありませんよぉっ——
なっ、なっ、なっ、
なんですって!
こうしちゃいられません。
では、ミストさん。
お話はまた後日ということで」
「そんなこといいから、
早く追っていったら?
今なら……大丈夫。
まだ間に合うわよ」
「ま、ま、ま、
間に合うって、
どういうことですかぁ!」
「とても、わたしの口からは。
自分の目で見てくればいいわ。
さっ。
お急ぎなさい、ミリア」
「は、はいっ!」
たったったったったっ!
「あらまっ。
いつにない素早い走りっぷり」
たったったったったっ、こけっ!
「と感心したのも、つかの間。
モノの見事に、ずっこけたわね。
……なぁんて、
オモシロ半分に眺めていたら、
すぐに起き上がって……あら?
追い駆けを続けるかと思いきや、
今度は、
(ずっこけさせた)小石相手に、
お小言ざんまい?
やれやれ。
ミーナといい、ミリアといい、
ホント、世話が焼けるんだから。
でもまぁ、
ミリアは体よく追っ払ったし、
ミーナのほうも、
なんとか元のさやに収まりそうだし。
わたしにしては珍しく」
『上々の首尾』
「といったところかしら」
《神秘にゃお方は落としどころにゃってわきまえてんのにゃん》




